…あみ Side…
急に立ち上がった母に驚いた。
「何?どうしたの?」
すると母があたしを通り越して後ろを見て
にっこりと笑って、会釈をした。
「何ー?」
不思議に思い、後ろを向いた。
そこにはスーツ姿でお見舞い用の花を持ち
深々と頭を下げてお辞儀をしているテミンがいた。
母「どちらさまかしら?」
テミン「初めまして、イ・テミンと申します。」
母「私のお見舞いに?」
テミン「はい^^」
にっこり笑って母に花束を手渡し「お加減は?」などと話をしていた。
いるはずもない人がここにいる。
まさかテミンがここにいるはずがない。
母「あみの…会社の方かしら?」
テミン「いえ…あみさんとお付き合いさせてもらっています。」
そう言った彼の瞳は揺らぐ事なく、母を見つめていた。
母「そう!わざわざ韓国から?」
テミン「はい、すぐに来れずに申し訳ありません。」
母「いえいえ、遠くから来てくださってありがとう^^」
そう言ってあたしの肩にそっと手を置いた。
母「きっともう知っているとは思うけど、あみは誰よりも繊細なの。
人より敏感なのに誰よりも我慢してしまう性格だから…。支えてあげてね^^」
テミン「はい、一生かけて守って行きます。」
そう言った彼は、頬を少し赤く染めて、あたしに向かって微笑んだ。