Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -10ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

…あみ Side…



急に立ち上がった母に驚いた。



「何?どうしたの?」



すると母があたしを通り越して後ろを見て

にっこりと笑って、会釈をした。



「何ー?」



不思議に思い、後ろを向いた。



そこにはスーツ姿でお見舞い用の花を持ち

深々と頭を下げてお辞儀をしているテミンがいた。









母「どちらさまかしら?」



テミン「初めまして、イ・テミンと申します。」



母「私のお見舞いに?」



テミン「はい^^」



にっこり笑って母に花束を手渡し「お加減は?」などと話をしていた。



いるはずもない人がここにいる。

まさかテミンがここにいるはずがない。



母「あみの…会社の方かしら?」



テミン「いえ…あみさんとお付き合いさせてもらっています。」



そう言った彼の瞳は揺らぐ事なく、母を見つめていた。









母「そう!わざわざ韓国から?」



テミン「はい、すぐに来れずに申し訳ありません。」



母「いえいえ、遠くから来てくださってありがとう^^」



そう言ってあたしの肩にそっと手を置いた。



母「きっともう知っているとは思うけど、あみは誰よりも繊細なの。

  人より敏感なのに誰よりも我慢してしまう性格だから…。支えてあげてね^^」



テミン「はい、一生かけて守って行きます。」



そう言った彼は、頬を少し赤く染めて、あたしに向かって微笑んだ。



…テミン Side…



あれから2日が経った。



この2日間も事務所へ出向き、

これからどうやって仕事をするかを相談した。



上司は出来る限りの都合を付けてくれて

あたしが仕事しやすいようにしてくれた。









打ち合わせが終わったその足で、母の病院へと向かった。



担当医の話では、検査の数値も落ちついているし

週末には退院できるとの事だった。



「来たよー^^」



母「あら、毎日来なくてもいいのに…」



「話し相手が必要でしょ?」



母「仕事はいいの?」



「気にしない約束でしょ?」



母「迷惑かけっぱなしね…」



「何言ってるのー?あたし仕事は辞めるつもりないよ?

 ただ今までみたいな無茶はしない事にしたの。親孝行したいのよ^^」



そういうと母が優しく笑った。








買ってきた手土産を開けていると、母が口を開いた。



母「…あみ?」



「んー?」



母「支えてくれる人がいるの?」



「はは、んー?どうだろ?」



手元から目を離さず答えると、

母はまるで全てを知っているかのように話した。



母「韓国の人?」



顔を上げると、相変わらず優しい笑顔だった。



「あーお母さんには敵わないな…」



恥ずかしさから顔が赤くなるのが分かった。









母「あみも結婚したら、韓国に住むのかなあ…」



「まだそんな関係じゃないよ、ふふ。」



母「あみとこんな話が出来る日が来るなんて思わなかったわ^^」



「そうだねー、初めてかも?」



すると母が何かに気がついて腰を上げた。





…あみ Side…



次の日、ハハの看病は父に頼み、

2ヶ月ぶりに事務所へ向かった。



「おはようございまーす。」



上司「おー!帰ってきたか!大変だったなー。」



荷物を自分デスクに置き、

韓国から持ち帰ってきた資料などを持ち上司の下へ向かう。



「ただいま戻りましたー。」



上司「お疲れさん、お母さんの調子はどうだ?」



「今のところ状態も落ち着いてるので、一安心です^^

 急な話でご迷惑をお掛けしてしまってすみません。」



上司「いやいや、原田もいるし、それでこれからはどうするんだ?」



上司の言葉に心を決めて話をした。









当分は在宅でも事務所でも出来る仕事をさせて欲しいという事。



母が退院しても1人で自由に動けるようになるまでには

時間がかかるのは分かっている。



父もずっと仕事を休むわけにも行かないので

今回は自分がそばにいて支えてあげたと言う事。



それと何があってもこの仕事は辞めたくないという事。



この仕事が自分に一番あっている気がしていた。

翻訳の仕事も通訳の仕事も、やればやるほど生きがいを感じる。



そして何より、彼と出会うきっかけになった仕事だから。



無理なのは承知の上だった。



これでダメだと言われたら、ここを辞めて、

また同じような仕事をするつもりではいた。



ただこの事務所が、人が好きだから、無理を分かってのお願いだった。









上司「うーん、」



上司の言葉が詰まる。

最悪の事態も予想はしているし、自分は案外落ち着いていた。



上司「よしっ!基本的に仕事の量は減らさないからなー。

    事務所に来るのと在宅と半々くらいでならやれそうか?」



上司の言葉に驚いて顔を上げると

ニッと笑ってあたしを見ている上司がいた。



「あ、あの、ありがとうございます!!」



上司「こっちとしてもお前を手放すのはもったいないからな!」



大きく笑う上司は今までで一番頼もしく見えた。

期待に沿えるように頑張らなくちゃ。