【電話.1】仕事で海外に行っている時の彼は、ほとんど連絡はしてこない。毎度の事だがもやもやが募り泣きそうになる。何度か電話をしてみるものの、一度も出る事はなかった。数時間経った真夜中、彼からの着信に気づく。「もしもし…?」電話口からざわざわとした雑音が入ってくる。
【電話.2】「悪い、まだ撮影中なんだ。」遠くの方で誰かが呼んでいるのが聞こえる。「また後で電話するから。」そう言ってあたしの言葉を聞く前に彼は電話を切った。(はあ…)あれからまた数時間、時計は午前2時を回っていた。不安な気持ちを堪えきれず、涙が頬を伝う。
【電話.3】窓から射し込む陽かりで目が覚めた。どうやら泣き崩れたまま寝てしまったらしい。体を起こしふと隣を見て驚いた。「…おはよ。」彼がいる。ぎゅっとあたしの手を握っていた。「な、何でいるの?」「お前があんなに電話してくるなんて珍しいよ。何かあったのかと思って。」
【電話.4】「いつも…待たせてばかりじゃ不安だよな?」そう言って前髪の奥の目を細めて申し訳なさそうに笑った。泣きじゃくるあたしを抱きしめ「俺の帰ってくる場所はここだから。」って耳元で囁くジョンウンおっぱ。
【旅行.1】旅行中の彼から何度も送られて来る写真。綺麗な風景や彼の笑っている顔。だけど同じ国にいるのに会えないもどかしさに胸が痛む。『今ここ。』リアルタイムで届いていたメールを見ながら、仕事帰りの駅までの時間を過ごす。携帯を見ながら歩いていると人とぶつかった。
【旅行.2】「すみませ『…お前いつもそんなフラフラ歩いてるのか?』頭の上に落ちて来る声を聞いて体が痺れた。聴き覚えのある声。驚いて顔をあげると、そこには彼が立っていた。「え?なっ?」『最後の目的地。逢いに来た。』そう言って優しく笑ってあたしをしっかりと抱きしめる。
【旅行.3】涙で前が見えない。だけどすれ違う人達の視線が痛いのだけは分かる。「ね、バレちゃう…」『…嫌?』「嫌じゃないけどっ、」『俺はそれなりの覚悟でここまで来たんだ。』そう言ってあたしを抱きしめる腕の力を強めるジョンウンおっぱ。
【夏の終わり.1】残暑の厳しい日。キャミとショートパンツで扇風機の前に張り付く。髪をお団子に結っても首筋に汗が流れる。『…何してんの?』部屋に入って来た彼が驚いている。「暑いーー」『エアコン入れろよ。』「…節電中なのっ」するとすっと後ろに寄って来てしゃがみ込んだ。
【夏の終わり.2】「なに?」じっと見つめて来る彼に詰め寄られてドキドキする。『そんな格好でいられたら目のやり場に困るんだけど。』「なっ、何言ってんのっ///」フッと笑って『その髪型は好きだけどな。』と言って立ち上がりエアコンを付けるジョンウンおっぱ。