第207回【今週の1冊】~読書が好きになるために~ | TKの言われたい放題

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スクール玉野HP:http://www.sukutama.com/

こんばんは。

一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。

 

今週も張り切って、本の紹介をしていきます。

【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。

 

週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و

 

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【小学生へ】

『お札に登場した偉人たち21人』(河合敦

 

 

初の肖像入り紙幣から令和の新札まで! お札に学ぶ日本の歴史。
なぜこの人物が選ばれたのか?「世界一受けたい授業」や「歴史探偵」に出演する歴史研究家がわかりやすく紹介する、21人のなるほどヒストリー。

 

「お札に登場した」という切り口で、それぞれの偉人たちを紹介しています。

なぜその人がお札に選ばれたのかという説明もあって面白いですよ。

一時期話題となった、新紙幣の3人(北里柴三郎、津田梅子、渋沢栄一)についても知ることができます。

ところで、新紙幣ってずいぶん前に話題になった気がしますが、いつから・・・あ、2024年7月30日に発行されるようです。今年何ですね!

 

 

 

【中学生へ】

『やらかした時にどうするか』(畑村洋太郎)

 

 

失敗は必ず起こってしまうのですから、「絶対に失敗しないように」などというムダな考え方は捨てて、つい失敗してしまったら、気持ちを切り替えて「絶好のチャンス!」と考え、「なぜ失敗したのか」「この失敗からどんなことが学べるのか」を徹底的に分析・整理して、その後の自分の人生の糧にする知識やノウハウをきちんと身につけることが大切なのです。

その「分析・整理」や「糧にすること」の具体的な方法を学んで身につけるのが「失敗学」の目標です。

つまり、取り返しのつかないような大失敗ではなく、後からリカバーできるような失敗であれば、恐れることなく、「チャンスだと思ったら果敢にチャレンジできる自分」になるための哲学なのです。

 

「失敗学」と「創造学」がどのようなものかの説明が主な内容となっていますが、

実戦的なレクチャーも多くあります。失敗のあとの考え方や、アイディアの出し方、ノートの取り方などです。

ここらへんはどちらかというと、大学生向けなんじゃないかなと思うところです。

失敗談は成功談より価値があるとは思いますが、それを聞いてどうするかが大事ですね。

また、初めの失敗したときにはどうするか、は心に刺さりました。

 

 

 

【高校生へ】

『英語でよむ万葉集』(リービ英雄)

 

 

英語を母語としながら、現代日本語文学の作家として活躍する著者が、独自の感性で万葉集の約50首を英訳し、エッセイを加えた。

 

例えば、「田児の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ…」の歌。「真白に」だけならばpure whiteでいいが、驚きと畏敬がこもった「真白にそ」を表現するため、white, pure whiteと訳した。「あをによし 奈良の京は 咲く花の にほふがことく 今盛りなり」という歌では、「今盛りなり」の訳語に花と同じ語源を持つflourishを選んだ。自然の美しさ、明るさを比喩に、自文化をおおらかに主張する原作の雰囲気を上手に伝えている。

 

英語で読むことで、万葉集が描き出す雄大で厳かなイメージが、より一層広がるように感じられる。

 

9つの章(序章を入れれば10)に分かれていて、歌⇒英訳された歌⇒解説という形式となっています。

万葉集の歌を見ても「?」なことが多いですが、英語の方だとなんとなく意味が分かり、解説を読むとそういうことだったのね、ってなります。

中学生の教科書に載っているものだったり、百人一首にあるものなど、自分が知っているものの方が理解が進みますね。当たり前ですけど。

筆者が万葉集を英訳するときに「スリル」という言葉で表現するのが印象深いです。

 

 

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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。

本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。

 

運命の一冊に出会えることを願っています。

 

 

 

 

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