実践編4 自分の中からわいてくる思いに、まずはOKを出す
自分を好きになるために自分の中にある批判癖を手放すことについて前回までお伝えしてきました。そのことについてひとつ大事なことを付け加えてお伝えしようと思います。自分の中の批判癖を手放そうとするともしかしたらわいてきてしまうかもしれません。さらなる自己批判が。批判癖を手放そうという決意が強ければ強いほど、その思いとは逆に、心の中から勝手にわいてきてしまうマイナスな感情や批判的な思考に「またこんなことを考えている。」「こんなこと考えたくないのに。感じたくないのに・・」「なんてだめな自分」などという思いが。今日はそのことについてそんなことを考える必要はまったくないです。ということをお伝えしたいと思います。(もっと早くお伝えできずに、もし既に自己批判に苦しんじゃってたらごめんなさい)実践編その4自分の中からわいてくる思いにまずはOKを出すまた少し、私の話にお付き合い下さい。私は幼い頃から愛されるために自分で自分の感情を(今思えば)制御して生きてきました。喜び・安心・満足・・などプラスの感情については良いものとして感じることをOKしていました。でも反対に不安・心配・焦り・・などマイナスな感情については悪いものとしてなるべく感じないようにして来ました。大人が喜ぶ、まわりに受け入れられる感情は「良いもの」周りの人を困らせたり、いやな視線で見られる感情は「悪いもの」そうやって白黒つけて、「自分が感じるままに感じることはいけないこと」「マイナスの感情を出すことは嫌われてしまうこと」と、強く認識してきました。本当は不安でいっぱい。でもそんな不安なんか、なるべくか感じないように。本当は心配で仕方なくても心配なんか感じていないように・・ってなるべくマイナスの感情を感じないように努力して本当の思いを心の奥深くにぐっと押し込めてきました。 そして、感じること以上に マイナスな感情を表現することは もっと厳しく制御。 子供なのに、わがまま言わない。 子供なのに、甘えないなど。自分の感情を感じたいままに感じることを許していなかったんです。 無かったかのようにして心の奥に押し込めた結果 爪を噛んだり、髪をむしってしまったり・・っていう 無意識の行動に繋がっていたんだろうな・・って 今は思います。そんな風に自分の感情を制御して生きてきた私の中に生まれたのは怒りでした。押し込めた感情たちは私の心の奥で鎮まっていたわけではなく心の奥で「怒り」となって流れ続けていたんです。(無意識でしたが。)「どうしてこんなに生き苦しいの!」「どうしてこんなに我慢ばかりしなくちゃならないの?!」言葉にするならそんな思いが心の中にたまってそれがやがて怒りとなって私の中を流れ続けていたんです。今思えばこの怒りも正論を言う私を作っていた原因のひとつだったんだなって思います。自分で感じたい気持ちを自分に感じさせてあげることをOKしていなかったから、本当は感じたかった思いたちが行き場を求めて『正論を言いたがる私』っていう形をとって表に出ていたんだなって。けれど、そんな風に感じることを制御していた私でもどうしても抑えきれずにマイナスな感情を感じてしまうことももちろんたくさんありました。そしてそんな時は自分を激しく責めていました「もっと良い人間でありたいのに・・どうしてこんな気持ちを感じてしまうんだろう。こんなこと感じたくないのに。こんなこと思いたくないのに。なんて駄目な私」そんな風に自分を責めていた頃、私が頻繁に襲われていたのは激しい胸の痛みでした。(特に朝がひどかったです。)このまま死んじゃうのかな・・って思うほどの痛みでした。そんな頃これらの本に出会いました。 【増補改訂版】〈からだ〉の声を聞きなさい―あなたの中のスピリチュアルな友人 1,500円 Amazon 心と体がつながっているんだって知りました。 自分を愛して!―病気と不調があなたに伝える〈からだ〉からのメッセージ 2,268円 Amazon この本には胸の痛みについてのひとつの例として「自分、あるいは他の人を責めた後で、罪悪感を感じた人も胸が痛くなるでしょう」って書かれていました。自己肯定感が高まった今胸が痛くなることはほとんどありません。自分で自分を責めるということは自分で自分を攻撃することと同じことだったんだなあ・・って今になって思います。だからこそ思うんです。感じたい気持ちは全部感じてOK.どんな考えを浮かべてしまってもOK浮かべちゃう自分はOKまずはOKもちろん、いやな感情はいやな気分になるから進んで感じたいわけじゃないけれど、でも、どんな思考や感情が心の中からわいてしまっても、わいてきた気持ちを感じるのはOKだし、ましてや「こんなことを思ってしまう自分はだめ」なんて思わないほうが良かったんです。どんな思いも感じていいし、どんなマイナスな感情でも感じてしまう自分そのものを責める必要はないんです。感じないようにしたからって押し込めた思いはなくならないし、そのことで幸せにはならないんです。一度感じたいように感じさせてあげてその後で、それが自分にとって心地よくないのなら「もう少し心が軽くなる考え方は無いのかな?」「これって長年の積み重ねで付いてしまった思考の癖による思い込みってことはないのかな?」などという見直しをすることはとても大切ですでも、浮かんでしまった思いに対して「だからだめ」「だから失敗」「だから良くない」・・みたいなジャッジはいらないんです。そこを意識して批判癖を手放さないと「またこんなこと考えてる。」「こんな感情を感じたくないのに」「なんてだめな自分なんだ」などと自分を責めてしまって自分の本当の気持ちに更に重い蓋をしてしまう・・なんていうことになってしまいかねません。自分の中からわいてくる思いには理由があります。自分がそう感じてしまうのには理由があるんです。傷ついた過去自分を偽ってきた過去自分が生きやすくするために一生懸命に身につけてきた思考の癖からわきあがる感情・・など人それぞれの理由があってわき上がってきている思いだからこそ、自分自身がいったんそれをジャッジせずに受け止めてあげる必要があるんです。キャッチャーになったつもりで『今私はこう感じてるんだな』って眺めるだけでOK。ストライクだのボールだのそこに判断はいらないんです。 マイナス感情を押し込めて感じないようにしたほうが良い人で いられるような気がしていました。 でも、 マイナス感情を感じなようにしていたときのほうが、 実は心の中で、それらが長く深く存在し続けて、 「心の奥が不機嫌な自分」を作ってしまっていた気がします。自分の心の醜い感情。自分の心の汚い感情。そんなものに出会っても、目を背けずいったん受け止めてあげるから、人にも同じような思いがあることを理解できるようになるんです。私は「自分だってたいした人間じゃない。 でもそれでもOK。」って思えるようになったぶん、人のことも同じように感じられるようになって人に完璧を求める気持ちから解放されて生きるのが楽になって行きました。自分が嫌いで自分を責めてしまうあなたへもしあなたが私と同じように自分の気持ちに白黒をつけて感じることを許してこなかったのだとしたら・・まずは自分の本当の気持ちを十分に感じることを許してあげてください。そしてどんな思いがわいてきてもまずはOKしてあげてください。どんな汚い感情がわいてきても受け止めてあげるよ。どんな醜い感情がわいてきてもOKだよ。自分に許可を出してあげます。理由があって感じているものなのであなたの感情はあなたにとってどんな感情もまずは正解です。そう思ってしまうのは仕方が無いしその時点では、あなたにとっては過去の経験上正しいことなんです。ただそれが、今の自分にとって心地よくないものならば、手放していこうとする決意は大切だし苦しいと感じるならば、その元になっているルールや観念を見直していこうとする姿勢は大切です。でも「思いについての判断」はいらないんです。どんな感情も押し込めると存在し続けます。どんな感情も感じることを許してあげると何かしらの気づきや、やがては解放につながります。どんな気持ちがわいてきても自分を責めないであげてください。(それでもどうしても責めたくなっちゃうなら まずはそういう自分もOK。 責めちゃう自分もまるごとOK。)どんな感情になっても、まずは感じる自分にOKを出してあげてください 以前お伝えしたシュシュチャレンジも、 この前提に立った上で 新しい習慣づけの方法として 行ってみてください今年もよろしくお願いいたします。ゆっくりにはなってしまいますが更新続ける予定です。アダルトチルドレンランキングランキングに参加しています。ぽちっとよろしくお願いいたします。にほんブログ村