頭の中の批判癖を手放すことについて
お話しています。
4回に分けてお届けする予定でしたが
4回じゃ入りきらないことが判明しました。
もうちょっと続きそうです。
頭の中の批判癖を手放すには
マイルールを見直すことが大切
と、これまでにお伝えしてきました。
今日はそのことについて
もう一歩踏み込んでお伝えします。
(少し上級編です)
自分を好きになる方法 実践編3-③
頭の中の批判癖を手放す③
*観念を書き換える*
頭の中から湧いてくる批判を手放すには
自分の頭の中にあるルールを見直すことが必要です。
そして実はそれと同時に
ぜひ!同時に探していただきたいものが
あります。
それは・・・
マイルールの元になっている
観念です。
今までの経験や、
周囲からの影響を受けて身につけた価値観
などによって生まれた、
自分だけの主観的な物事へのとらえ方・・・
それが『観念』です。
それに気づくとマイルールを加速的に
減らすことが出来るんです。
『ルールを持つにいたった
大もとになったボスのような思い』
それを探すんです。
こういうときはこうしなくちゃいけない。
なぜなら・・・・・・・・・・・・・・だから。
この、なぜなら・・・・・・・にあたる部分が
観念です。
たとえば私の場合、
自分が嫌いだったころ
人から頼みごとをされることがひどく嫌に感じる
時期がありました。
簡単に「これおねが~い」
って頼まれると、表面的には
「いいよ♪」
とOKしていましたが、内心
「こんなこと自分でしたらいいのに」
って怒っていました。
私には
「自分で出来ることは自分でしなくちゃいけない。」
っていうルールがあったからです。
どうしてこのルールを持っていたのか・・
自分の中を探っていきます。
自分のことは自分でしなくてはいけないでしょ!
自分に聞きます。
どうして?
だって人を頼るのは迷惑をかけることだから
どうして?
だって人は自分のこと以外のことをするなんて
迷惑に感じるに決まっているから
つまり私は自分の中に
「自分以外の人の手助けなんて迷惑なこと」
っていう観念があったんです。
今なら分かります。
そんなことないよ
思い込みだよ
今なら分かります。
そして今は違います。
今の私は思っています。
助け合うって嬉しいこと。
助けてもらえるって本当に幸せ。
誰かの力に自分がなれるって本当にうれしいこと。
観念が変わったので
今では人に頼みごとをされて
それが自分に出来ない事ならお断りするし、
自分が出来ることで相手が喜んでくれるなら
それ自体が自分の喜びになることが分かっているので
素直に心から
「いいよ~」って言えます。
もちろん私も
一足飛びに新しい観念に書き換えることは
出来なかったです。
でも、自分を苦しくさせている観念があることに
まずは自分が気づけることは、
自分の中を軽くさせていくのに、
とっても重要なことでした。
私が当時持っていた、
信じていた観念を一部ご紹介すると・・
・人を簡単に信じてはいけない。
・人に何かを要求するのはわがままなこと。
・人に弱みを見せることは危険なこと。
・きちんとしていないと愛されない。
・私の存在は迷惑だ。
・自己主張することはわがままなこと。
・自己主張することは傷つくこと。
などなど・・。
突き詰めていくと・・
ありのままの自分では価値がなし!
っていうボスのボス(大ボス)に突き当たっちゃたんですが
このような思いが私の奥深くに流れていました。
これらを信じているから
こんな私のままでも
とりあえず安全に生きるべく
詳細なルールが出来た!
というわけだったんです。
だから
ここを書き換えてしまえば
マイルールは
加速的に減らしていける
というわけです。
(大ボスは観念の集合体なので
ここには無理して触れなくて大丈夫です)
マイルールの多さに気づいて
マイルールを見つけたら
もう一歩踏み込んで
そのもとになっている
自分が安全に生きていくために
必要だと信じて持っている「観念」
まであぶり出してしまえば・・・
隠れていた観念にスポットライトさえ
当ててしまえたら・・・
後は自分で決められるんです
この観念を信じて持ち続ける?
それとも書き換える?
それとも手放す?
選んでいいんです。
自由に。
自分が嫌いで批判してしまうあなたへ
自分の中から勝手に湧いてくる
批判癖に苦しんでいるのに、
その元の観念を書き換えるって言われても・・
出来そうにない・・難しい・・
今はとてもそんなことは出来ない
って思うかもしれません。
もちろん今すぐに出来なくて当然です。
ただ、批判癖を手放すプロセスとして
『いずれは、こういうことも有効なんだ』
って思ってもらえたら良いと思います。
前回お伝えした通り
自分の中のルールを減らすだけでも
十分、心は軽くなって行きます。
でももし、いつかあなたが
自分の観念にも気がついて
その観念そのもを書き換えたくなったら・・
自分に
新しい観念を受け入れる許可
を出します。
長い時間をかけて信じてきた観念を
書き換えるんですから
それなりに、こちらも
新しい観念を習慣づける
必要があります。
おすすめは
新しい観念を書き出した紙を
目に付くところに貼り出すことです。
私が貼っていたものが一部
たまたま残っていたのでご紹介します。
何年も前のものなので、劣化が隠せませんが・・
こちらです。
これを家のあちこちに貼って(額縁に入れたことも)
声にだして読んでは、自分に聞かせてあげていました。
やすらいでいいよ。
が2行目に来ているあたりが
当時の心境を表しているなあ・・って
今になると思います。
安心してはいけない。
油断してはいけない。
警戒しなくてはいけない。
みたいな気持ちが
心を占拠していたんです。
(手書きの部分は、
以前に一度許可を自分に出したものの
まだ同じ観念にしばられている自分を感じて
書き足したんだと思います)
私に絵心があれば、かわいいイラストとかも
つけて貼れたのになあ・・って思います。
見ていてわくわくするように仕上げたほうが
もっと効果的だったかも!と、今なら思います。
これは、だいぶ自分の観念を見つけたころの
「まとめ」のような紙です。
最初のころは
見つけた観念をひとつずつ
ノートに書いて
「これを書き換えよう」って、自分と対話していました。
最近読んだ本によると
手書きのほうが何倍も効果的だそうです。
(なので「貼りだし用」も手書きがおすすめです)
今でも、
このブログを書くにあたって
当時持っていた
『上手にやれないことはやってはいけない』
っていう観念ののこりが
ちら~っと顔を出しそうになるので、
そんな時には『付箋』(こちらはかわいいの)を
目に付くところに貼って自分を応援。
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