橋下市長は難しい人だが間違ってはいない | RE:SUKI

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考えましょう

大阪市民としてこう思うのです。橋下市長は難しい人だが大きくは間違ってはいないと。

先日の外国特派員協会での記者会見を見ましたが、曖昧な発言も多く残念ながら話を聞く記者を納得させることは出来なかったとのこと。(某記事などによると)ですが、私は非常に意味のある会見であったと見ています。

特に、河野談話について否定はしないものの「肝心な論点が曖昧で不明確」と表現したことは重要でした。


「慰安所の設置、管理および慰安婦の移送は旧日本軍が直接、間接に関与した。慰安婦の募集は、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、甘言、強圧によるなど本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、官憲等が直接これに加担したこともあった」


「いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。」

(外務省HP河野内閣官房長官談話 より抜粋)


これは、いわゆる「河野談話」の内容です。

1993年8月、リクルート事件から政治を改革する為を目標に生まれた宮沢内閣の内閣官房長官である、河野洋平さんが話されたものです。

http://ameblo.jp/sukinakoto/entry-10027260537.html より


この謝罪した内容にある存在自体の検証を行う必要があるのです。

慰安婦という存在を創作した吉田清治氏は、以下のように自身の言葉を否定しています。


1996年(平成8年)5月2・9日付の週刊新潮インタビューで、清治は「本に真実を書いても何の利益もない。関係者に迷惑をかけてはまずいから、カムフラージュした部分もある。事実を隠し、自分の主張を混ぜて書くなんていうのは、新聞だってやることじゃないか。チグハグな部分があってもしょうがない」と『私の戦争犯罪 -- 朝鮮人強制連行』中の記述において、「慰安婦狩りを行なった場所がどこであるかについては創作を交えた」と認めた
Wikipedia 吉田清治 (文筆家)より一部抜粋


今後、捏造したとされる「従軍慰安婦」なる組織の存在をいかに国際的に検証していくかがポイントとなるわけですが、どこに問題点があったのかについて議論をするより、その根本的問題である戦争時における人間の「性」について検証を行うべきだということが橋下市長の言い分のようです。


アメリカで問題となった、以前の橋下市長の発言に以下のようなものがあります。

「だから僕はあのー沖縄の海兵隊、あのー普天間に行った時に司令官の方に、もっと風俗業活用して欲しいって言ったんですよ。」

■ 【2013.5.13】橋下徹 大阪市長 退庁時 ぶらさがり取材

http://youtu.be/MFLhFo-4xWk?t=4m49s(4分49秒から)

これに対して司令官が凍りつき米軍が激怒したという感じの流れと思います。若い米兵のエネルギーが、沖縄市民へのレイプなど性犯罪に繋がることを防ぐために、風俗産業に一定の効果があるのではないかと考えた上での発言だったようですが、女性の人権を蹂躙しているなどと大きな問題になったわけです。

根拠がないと言われればそれまでかもしれませんが、戦争時におけるこのような話は実はいくらでもあるわけです。

今から6年前にこのブログで私はこう書きました。

「アメリカや韓国が戦争中に行ってきたことを調べると、慰安婦のようなことはいくらでも出てきます。しかし、日本ばかりがなぜか叩かれますね。」

http://ameblo.jp/sukinakoto/entry-10042061516.html

ベトナム戦争や朝鮮戦争など多くの戦場近くの場所で、売春婦(日本ではなぜか慰安婦)と軍人が関係を持つ場所があったことが事実としてあるわけです。しかし、そこに触れると戦勝国は怒り狂いそのようなことはないはずだと叫ぶのです。戦後の日本人にGHQが何を募集させていたのかさえ知らないふりで。

「ライダイハン」という言葉を調べると、ベトナム戦争に派兵された韓国軍兵士による強姦や現地の妻を騙し子供を捨て韓国に戻った多くの兵士の話が存在しています。未だに海外動画サイトなどに各国の軍人による女性への暴行動画などがアップロードされるほどです。

事実としてこれだけのことがあるのに本当に日本だけが問題なのか?
というのが橋下市長の本音であり、私が数年間疑問に思っていることです。

突き詰めると、慰安婦とされる女性が本当に慰安婦として働いていたのかなどの問題はあるわけですが、「慰安婦問題に関して不合理な議論はもう終止符を打つべきだ。」とする橋下市長の考えにはこの点はないようです。

私自身はここに踏み込まなければ、この問題の根本的な解決にはならないと思えていますが、政治家ともなれば「諸事情」というのがやはりあるようです。

1991年の朝日新聞のスクープ記事と同時に現れ始めた従軍慰安婦とされる女性の年齢についても疑問視されることがあるようで、池田信夫さんのブログ記事によると、11歳の小学生の時に慰安婦をしていた可能性や、存在しないはずの戦後の日本軍に集められた慰安婦への参加など不可思議なことも多々あるようです。

■自称「慰安婦」の矛盾だらけの証言(池田信夫 blog)
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51858988.html

「慰安婦なるものはこういう詐欺師であり、橋下氏が謝罪するような相手ではない。」と最後に記されていますが、私も同意です。

橋下市長は、軍の関与不明にしても、日本人が売春婦と同様に慰安婦を利用した可能性は否定できず、形式上謝罪をするということにしたのでしょう。1つの着地点である「不合理な議論はもう終止符を打つべき」事案と判断をした橋下市長の地球規模の考えには賛同しかねますが、「何か」を引っ張り出そうとしているかのようなその行動力には脱帽なわけで、私は支持しているのです。

ですので、難しい人だが間違ってはいないと思っているのです。


■トニー・ブレアと慰安婦の不都合な真実 [Tony Blair & Comfort Women]