おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
昨日、押し付けでなく、後任の目線で理解できる引継ぎを行う方法に
ついて書かせていただきましたが、今日はその次のステップ
ステップ4:社内外への挨拶
について書いていきたいと思います。
よく退職時の挨拶ということで、BCC一斉メールを受け取ることがありますが、そのメールで退職を知った人と今でもつながりがある、という方はほとんどいないのではないかと思います。
今後、会社が変わった後もお付き合いを継続していきたいという大切な人には、やはり直接今の会社を退職することを伝えるべきです。かなりの数になることも考えられますので、電話やSNSのメッセージも上手く活用して良いですが、一斉メールにせず、個別に連絡していくことが大切です。
それまでの仕事を通じてお世話になった上司や同僚はもちろん、取引先の人、協力会社の人に対して、きちんと挨拶を行う時間を取っていくことは、円満退職をする上でとても重要です。なので、まず自分が挨拶すべき人をリスト化するところから始めます。
リストにした後は、その人たちにいつ挨拶するのか、スケジュールを作成します。ここで重要なのは、退職することをオープンにして良いタイミングを上司に確認しておくことです。フライングで退職することを伝えてしまうと、その話はあっという間に社内に広まってしまいます。
私も以前所属していた会社を退職する時に、ルールが分からず同僚に先に伝えてしまい、そこから上の役職の人の耳に入って問題になりかけたことがあります。こういったことを避けるために、退職することを伝える際にはオープンにして良いタイミングを上司にあらかじめ確認しておくことを忘れないでください。
ただその後の有給消化期間を考慮すると、挨拶に費やせる時間は限られます。特に社外の取引先や協力会社の人に挨拶するためにはアポイントを取らなければいけないため、早めに調整しなければいけないケースがあります。
その時には、特に親しかった方に限り、「まだオープンになっていないので、ここだけの話にしていただきたいのですが」と切り出した上で、お伝えするようにしてください。
様々な調整・ハードルはありますが、あなたのその後のキャリア・人生において、お付き合いを継続していきたいと思う方には、ぜひ直接のご挨拶をするようにしてください。
本日のコミュニケーション処方箋:会社が変わった後もお付き合いを継続していきたいという大切な上司や同僚、取引先の人、協力会社の人には、一斉メールではなく個別に連絡していく。そのために挨拶すべき人をリスト・スケジュール化する
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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