おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
昨日、円満退職を達成するために踏むべき5つのステップとはについて
書かせていただきましたが、今日はその中の
ステップ1:退職切り出し・交渉
について書いていきたいと思います。
まず、最も重要なのが、
直属の上司に一番最初に報告する(切り出す)
ということです。仲の良い同僚でも、その上の役員でもなく、直属の上司に対して退職する旨を報告するようにしてください。これが、円満退職を達成する中で、もっとも重要なポイントと言っても過言ではありません。
なぜそれが重要なのかと言うと、それが正しいレポートラインだからです。退職までの進め方として、上司との折り合いが悪かったり、必ずしも業務のレポートラインが直属の上司でないケースもあるかと思いますが、退職という重要な報告に関しては、必ずレポートラインを守り、直属の上司にまず最初に伝えるようにしてください。
伝える前に準備しておくこととして必要なのは、
退職理由(会社きっかけでなく、自分がやりたいこと、心境の変化によるものにする)
退職希望時期(法律では2週間前と定められているが、どんなに短くても1ヶ月より前に伝える)
の2つです。
退職理由は、会社で辛かったことや改善して欲しかったことなども理由に挙げられるケースが多いと思いますが、それを挙げると、そこを改善するという形で上司から引き留めや説得される可能性が出てくるかと思いますので、退職理由が自分の中で変えられないものであるということをきちんと上司に伝えるようにしてください。
退職希望時期は、その時の業務や会社の都合によって調整を依頼される可能性があるため、その状況をよく確認した上で、まず自分の中で設定します。その見込み時期を次の転職先の会社に伝えた上で、所属先の会社と交渉するようにしてください。
引継ぎにかかるリードタイム、また有給消化したい日数も踏まえた上で交渉することが重要です。特に、有給休暇は、社会人になってから長期に休みを取得できる貴重な機会です。この機会を逃すと、次の転職先に入ってからいつになるか分からないため、リセットの意味合いも込めてしっかりと取得できるよう、計画しましょう。
本日のコミュニケーション処方箋:退職の報告は、まず最初に直属の上司に対して行う。退職理由は自己都合を、退職時期は引継ぎと有給消化を考慮した上で設定・相談するようにしよう
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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