あるたこ焼きチェーン店のたこ焼きが好きで、たまに食べたくなります。
その店はたい焼きも売っており、その日は、たい焼きを買おうと並んでいました。
お正月の2日ということもあり、たこ焼き屋さんも行列を作っていました。
すると、結構な数の人がたこ焼きの福袋を買っています。
福袋のポスターを見ると、たこ焼きの引換券や、割引券、たこ飯の素などが入っており、確かにかなりお得です。
私も一番安い1100円の福袋を買うことにしました。
小学生の時に初めて福袋を買って以来、50年ぶりに買ったのがたこ焼き屋さんの福袋という意外な展開。
初めて福袋を買ったのは、忘れもしない、地元の本屋さん。
かわいい文具も売っていました。
私はここのかわいい文具を見るのが大好きでした。
貴重なお年玉の千円を握りしめて、意気揚々と福袋を買いに行きました。
家に帰り、何が入っているんだろうとわくわくしながら開けた福袋の中には、昨年発行されていた小学生向けの学習雑誌などの余ったふろくがいくつか入っていました。
単なる残り物の処分。
もう、とてもがっかりしました。
いや、もう、悔しいという気持ちでした。
それ以来、福袋を買おうと思ったことはありませんでした。