こんにちは
葬祭部の溝上と申します。
本日は葬儀では最も馴染み深いであろう植物、樒(しきみ)について書きたいと思います。
樒とは仏式のお葬儀において使われる植物です。
地域によっては「しきび」と呼ばれる事もあります。
使われ方としては
・葬儀の飾りとして
・末期の水⇒樒の葉に水を付け、故人様の唇を濡らす儀式(のどの渇きを癒す)
・枕飾り⇒ご安置の際に使われる祭壇の花瓶に樒を挿します
・ご納棺⇒枕飾りで使われていた樒を故人様の胸元に魔よけ、お守りとして手向ける
・お墓のお供えとして
等ございます。
また、樒は毒性が強く、香りも強いためお供えの際は動物や虫からお墓を守ってくれると言われております。葉も有毒ですので、小さいお子様は口にしてしまわないように注意が必要です。
以上、簡単ではございますが樒について解説いたしました。
樒は仏教にとって縁も深く、歴史の長い植物です。それも念頭に置いた上で葬儀や法事に臨んでみてはいかがでしょうか。
親切とまごころ
吹公社