じーさんと2回目の面会 | 平凡なようで平凡じゃない主婦の話

平凡なようで平凡じゃない主婦の話

同居嫁歴35年。
老害いまだ衰えず。
おまけにダンナもクセ強で
もはや周りは敵だらけ。
最近は実家じーさんのことで
頭を悩ませることも多々あり。
穏やかに暮らせる日が来るのはいつ?!


主治医との面談が終わり
じーさんの面会へ行って来ました。



じーさんとの面談は

この日以来でした。



今回も脱走の可能性を回避するため

廊下にある面会室ではなく

病棟内にある面会室にて。


先に部屋へ通され

じーさんを待つ。


前回はまだ

じーさんに対する愛情

(のようなもの)があったので

ホットコーヒーを作って

持って行ったけど 

今回はそんな気持ちも湧かなかった。


看護師さんに連れられて

部屋に入って来たじーさん。


兄を見て

いきなりオヨヨヨヨと涙ぐむ。


前回の面会で

◯◯(兄)はなんで来ないんだ?ムキー

と怒っていたじーさん。


兄に会えた喜びの涙かと思いきや


こんなとこに入れられたと

可哀想な自分をアピしまくる真顔



いやいや。

それは自業自得だろが。



もう1年以上ここにいる!と

言い張るじーさん。


待て待て。

まだ1ヶ月半だぞ、おい。


心の中でツッコミを入れる私。


薬をなかなか素直に飲もうとしないと

看護師さんから聞いていたので

言うこと聞いてしっかり飲まないと

治るものも治らないよと伝えたら

(脳腫瘍と思っているから)

 

ここの医者は頭がおかしい!ムキー

と怒鳴るじーさん。



もちろんここでのツッコミは

おかしいのはオメェだろ(笑)


相変わらず帰る

畑に行く

洗濯しないと

さぁ行こう


を連発するじーさんに



まだ帰れないよ!

もうしばらくここにいないとね!


あんたはもう家に帰れないだよと

軽くジャブで匂わせてみたら



すかさず



何こいてるだっ!

馬鹿っ面!!ムキームキームキームキームキー



と怒鳴り散らすジジイ。



あー、こりゃダメだわ。

やっぱりまともに話すだけ損。

娘婿のことも言うのをやめよう。

(後々めんどくせー)



これからいずれ施設に入ることも

このアホには理解出来ないと判断。



とにかくしばらく(ずーっと)

ここにいることになることだけ

伝えておいた。



もちろんじーさん

聞く耳持たず&怒り心頭



でももうどうでもええわ。

とにかく今のアンタの家はここ。

そういうこと。



堂々巡りのトンチンカンな会話が続き

看護師さんがいい感じに

切り上げてくれた。



今日は担当看護師さんが休みで

代わりの看護師さんだったけれど

今日の看護師さんの方が私は好きだった。



担当看護師さんは

ちょっと威圧感があり

あまり好きなタイプではない。

ちなみにどちらも男性。



テレフォンカードは

じーさんの目の前で看護師さんに預けた。

私に電話をかけていい時間は

16時半〜17時半にしてもらった。

(希望時間を聞かれた)



頻繁に電話をかけてきて

困るようなら病棟に

連絡下さいとのこと。



大丈夫。

時々しか出ませんから(笑)

出ても会話にならないから

適当にこっちから切るし昇天



そんなわけで

やはり相変わらず

変化のないじーさん。



今後もう少し看護師さんや主治医

そして生活相談員さんとの

面談頻度が高まる予定なので

早めにホームの荷物を撤収せねば。



欲をかいてはいけない。



今まで毎日じーさんを心配し

カメラで見たり

呼び出されたり

尻拭いをさせられたり



そんな日に比べたら

今の方が断然ラク。  



5月8日から31日までの

病院への支払いは食事込み

2割負担で10万弱。

プラス、靴下以外の衣類日用品など

レンタル料が3万弱。



入院から62日間までは

医療保険日額5000円給付もあり。

(終身保険は未加入)



いろいろかかるけど

ギャンブルや買い物依存

事故火事のリスクを考えたら

全然いい。



他に悩みはあるけれど

じーさんがあの家にいないだけで

安心して眠れる。