<2>浅野佑介のカンボジアで起業。カンボジアからブランドを。 | Sui-Joh〜カンボジア発アパレルブランド〜

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Sui-Johは2012年にプノンペンで生まれた、世界にひとつを作るシャツ・アパレルブランドです。
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スースダイ、アサノです!

 

起業するために一番必要だったもの。

 

それは覚悟だったと思います。

僕は意志が弱く、誘惑に弱い人間です。

 

例えば、学生時代にテスト勉強をしなければならないのに、

脳内で変な言い訳を用意して、テレビを少しだけみたり、漫画を読み始めてしまったり。

 

それで痛い目をみたのに、またその繰り返し。

 

だから、僕はカンボジアへ行こうと決めた時に、

画用紙に筆ペンで

 

「覚悟を持って」

 

と大きく書いて、部屋でどこでも見える場所に張っていました。

 

それを毎日見ていると、不思議と覚悟が根を張り、

それが心のなかで少しずつ育っていきました。

 

そして、もう一つ大切なもの。

それはお金です。

 

でも、このお金って結局は心の精神衛生を保つために大切であり、

つまりは覚悟に通ずるものがあるのかなと思います。

 

と言うのは、カンボジアに来たばかりの当時の僕は出費しかない生活を送っているなかで、

目減りしていく残高を見る恐怖感といったら、なんとも言えない怖さでした。

それを誤摩化してくれたのが、日本に残してきた貯金でした。

仕事がまったくダメでも、最悪あの貯金があれば、次の仕事までの食いつなぎはできる!と。

 

僕は働いていた当時、お金を貯めると決めてから、

地下鉄も数駅なら200円程度だけれど節約のために歩いたり、

仕事の休憩時間などに缶コーヒーを買うのをやめたり、

コンビミは避けて、割安で買えるドラックストアでガムを買ったり。

他にも今、思い返すと切なくなるような節約?もしました。笑

 

塵も積もれば山となればよいな、と思いながら小さな節約を繰り返しました。

 

はたからみると(あるいは今の僕から当時の僕をみても、、、)

ちょっと可哀想だな、なんて思われたかもしれないけれど、

でも、心の中で、まだ何をしたい、とか、何をする、とか何もプランがないにも関わらず、

「僕はカンボジアの大学院に入るんだ!」

と言う覚悟と、その先にある”夢”だけはしっかり芽が出て、

それが僕に希望を与え、奮い立たせてくれていました。

覚悟さえ決めてしまえれば、

誰だって出来るのだと思います。

超意志の弱かった僕にでも、出来たので。

 

お金がない、時間がない、言葉ができない、コネがない、

そんな諦めることを正当化する言い訳は、ゴミ箱に捨てて、覚悟を持てば世界が変わる!

 

人生は思ったほど、長くない。

あっっっっっっっ!と言う間です!!