キャラのバックボーンを探る作業は役作りに似ている♪ |  すぐすぐの実 -Ameba ver.-

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今、とある脚本をせっせと直したりチェックしたりしているわけですが、
時折、感情の導線が混線していて、
辻褄が合わなくなっていたりします。

もちろん、私が書く小説なんかも、
時々、起きてしまう現象です(*≧艸≦)ププ☆

でね!
この現象って、
キャラのバックボーンが作り込み足りていないからだったりします!

つまり、俗に言うところの、
「役の履歴書」が作り込めていないのです。

生まれた時から、
舞台となっている「今」までに、
その役の人物がどんな人生を送って、
どんな人間関係を築き上げて、
どんな感情で過ごして…などなど。

そういった事を、事細かに作り込んでいくのです。

例えば、
「小学校にあがる女の子がいます。
 その子はランドセルを買ってもらいました。
 女の子はすごく喜びました」

という文章があります。

ここで役者が演じるにあたって考える事は、
・買ってもらった季節はいつ?
・女の子の家庭は裕福? それともお金に困ってる?
・親は片親? 二親?
・ランドセルの色は?
・どこで買った?
・ランドセルに対する女の子の想いは?
などなど、
挙げるとキリがないのですが、
こういう事を細かく考えて、
それに伴うエピソード(思い出)や感情を考えて、
どんどんキャラを作り込んでいく事です。

一方、執筆の場合ですけど、
上の文章だけでは物足りませんよね?
やっぱり、さっき役者の時に挙げた程度の事は考えて、
文章を彩っていきたい感じがしますよね?w


そんな感じで作り上げて出来上がったものが、
キャラだったり、商品としての文章になるのです♪


だけど、この作り込みが足りてないと、
キャラが破綻してしまって、
結果的に、矛盾が生じたり、
感情がごちゃ混ぜになってよくわからなくなったり、
とにかく、大変な事になってしまうのです。

もちろん、1つのキャラのバックボーンを作り上げた後は、
本当にそのバックボーンで整合性が取れるか、
他のキャラとの兼ね合いを見たりと、
全体的なバランスも考えなくてはいけません。


と、ここまで書くと、
先日、書いたBlog内容とかぶってきます(*≧艸≦)ププ☆


演技も執筆も主観と客観が重要☆
(2017年9月25日のBlog)



ただ、執筆や役作りに慣れている人は、
自然とバックボーン作りをやっているので、
時々、「あれ? 作り込みが足りない…?」ってなるようです。


ちなみに、私がバックボーンを作る時は、
めちゃくちゃキャラに感情移入して作ります。
切なかったり、悲しかったりすると、
号泣する勢いで感情移入するのですw
でもね、そんな時も客観的にバランスを見ないといけないので、
ふっと素に戻るんです。
「今の設定は大丈夫だった?
 このキャラはそんな事で泣く?
 泣きたいのを我慢したりしない?」などなど。
で、整合性を確認して、また感情移入して役に入り込む。
その繰り返しの作業なので、けっこう…しんどいんですw

他の人がどういう方法でバックボーンを作っていくかは知りませんが、
私はいつもこの方法でバックボーンを作り込んでいきます。
感情移入できるのは、もしかしたら役者だからなのかもしれませんw
ライターさんで、こんな感じでバックボーンを作ってる人って、
聞いた事がないですしね。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ☆

でも、私は不器用なので、
頭の中だけで「あ~でもない、こ~でもない」と作ったところで、
バックボーンを満足いくレベルで作り込めないので、
結局は毎回、このしんどい方法でやっていくしかないようですw


けど、逆に言えば、
こんなしんどいやり方ですけど、
この方法を知っていてラッキーだったな、とも思います♪

だって、役者としてさんざん役作りをしてきたからこそ出来る方法ですからね(^_-)-☆


そんなわけで、
私としては、
キャラのバックボーンを探る作業は役作りに似ているな、と
思うのでした♪