演技も執筆も主観と客観が重要☆ |  すぐすぐの実 -Ameba ver.-

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演技についていろいろと勉強してきましたが、
本格的にライターを始めたのが今年なので、
ちょこまか作業をしつつ、
少しずつですが、「ライターとはいかに!?」みたいな本を読んでいます(*≧艸≦)ププ☆

まぁね、形から入るタイプなんですかね?w


さてさて。
それなりに、そこそこ読んだのですけど、
毎回、ものすご~~~く思う事があるのです。

それが、タイトルにある通り、


演技も執筆も
主観と客観が重要!


って事です(*゚∀゚)=3ムホ☆


大事なポイントは他にもいろいろとありますが、
今回は、「主観と客観」についてです。

まずは「演技」ですが、
演技の主観と言うのは、
「この役はこう思っている! 感じている! だからソレを表現する!」
という感じの部分です♪

まさに役になりきる、みたいな感じですかね(*≧艸≦)ププ☆

この主観がなければ、
演技が破綻してしまうし、
そもそもその役が何をしたかったのかがさっぱりわかりません。
それなので、主観はめちゃくちゃ重要です。

ただね、
主観だけで演技をしてしまうと困った事が生じます。

一人芝居なら別ですが、
主にお芝居って二人以上で構成されますよね?
それなのに、自分の気持ち・主義主張ばっかりしか見えていなければ、
ただの独りよがりになってしまうのです。

相手がいてこそ、何かを感じ、何かを思い、その何かを吐き出す為に台詞を言う。
そして、吐き出された台詞に対して、相手が反応して、
その反応に対して、自分はまた感じたり、思ったりするわけです。

そんなやりとりが、共演者の役の分だけ生じるわけで、
全体を把握していないと、たちまちに自分の立ち位置や居場所がわからなくなってしまう。

この全体を把握する事が、客観の部分。

なので、演技は、
全体を把握して、自分の役がどういう立ち位置で存在しているのかを知り(客観)、
その上で、自分の役が何を感じ、思い、発言したかを突き詰めていく(主観)の、
いわば総合技になるわけです♪


さぁ、そこで、今度は「執筆」ですが、
これは本に書いてある事をそのまま鵜呑みにしてしまうと、ですけどもw

まず、執筆の主観というのは、
「自分が何を書きたいか、何を伝えたいか、さぁ書くぞという熱意」だそうです。

もちろん、この主観がなければ、
そもそも執筆なんで出来ませんw
日記ですら、「今日は●●のことを書こう」なんて、書きたい事がちゃんと存在しますしね♪

んで、日記などはさておき、
小説やシナリオの場合になりますが、
この主観だけではどうにもなりません。
なぜならば、そこに客観的要素が必要になってくるからです。

さぁ、この場合の客観とはなんでしょう?

それは、「誤字脱字は? 言いにくい場所や読みにくい場所は? 言葉の重複は? 他の言い回しは?」などです。
まぁ、俗に言う、推敲作業ですねw

でね、これが無いと何が駄目かと言うと、
やっぱり自分の主義主張ばかりの自己満足作品になってしまう、という事なのです。

趣味で書いている分には問題ないかもしれません。
でも、プロになりたい、なろうとしている人や、
すでにプロで商品や仕事として執筆をしている人は、
独りよがりな自己満足作品を書いていてはいけません。
だって、不特定多数の人が読む作品なわけで、
そこに誤字脱字があるのはもってのほか。
しかも、同じ事をくどくど言っている文章とか、
逆に突拍子もなさすぎる文章とか、
そんなのばかりで構成されていては、誰も読んではくれません。
というか、共感すら得られません。
だって、商品にするって事は、誰かしらの共感や賛同がないと成り立ちませんよね?

だから、
自分の想いの丈や感情、思考、主義主張を存分に盛り込みつつ(主観)、
一方で、活字にした時にそれがちゃんと伝えられているかのチェック(客観)が必要になるのだそうです。



でね!
ここまで来て…思いませんでしたか?



演技と執筆の主観と客観って
同じなんじゃないの?



私は正直、「同じ事を言ってるっ(°Д°;≡°Д°;)」と驚きましたw


内側を見つめる視点と、
外側(全体)を見つめる視点の双方が、
同時に必要になっている。

それが、演技であり、執筆なんだと思ったのです♪


ちなみに、かつて某大御所声優さんが、

「演技とは、
 主観と客観のバランスを上手に保つ事によって、
 最高の演技が生まれる」

と仰っていました。

つまり、演技を勉強し始めたばかりの人は、
主観ばかりが大きくて、客観が見えていない。
だから、相手の演技を聞けない・拾えないとか言われる。
つまり、言葉や心のキャッチボールが出来ないのです。
それを練習や訓練によって、客観というものを理解して、
少しずつ主観と客観のバランスをどういう配分で保つのかなどを学ぶ。
そして、自分の中の最高のバランスを身につけた時に、
最高の演技が生まれる、のだそうです。

その瞬間こそが、
俗に言う「化ける」ですかね(*≧艸≦)ププ☆


執筆もまた然り。


実体験に基づいてのエピソードもあるのですが、
けっこう長くなっちゃうので割愛しますw

でもね、趣味で書いている時は、主観ばかりの文章になっているのですが、
これがひとたび「商業用」として意識して書いた途端に、
自然と客観的な部分も総動員して、
最終的には主観と客観のバランスを取っていたりするのです♪


でも、それは感覚体な物だったりするので、
自分でもがいて、苦しんで、勝ち取るしかないのだと思います。


そんなわけで、
一朝一夕にはいきませんが、
主観と客観の重要性を理解した人だけが、
その二つのバランスが重要だと気付けて、
ゆくゆくは物凄く「化ける」んだと思います。

私もまだまだバランスに関しては、手探り状態なので、
これからもっともっと自分を磨いて、
神経を研ぎ澄ましていかないとなぁ、と思いました♪