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   すぐログ!!

ナレーターの勝呂美和子(スグロミワコ)です^^
日々のこと、お仕事のこと、その他色々、すぐろのブログ

こんにちは。勝呂美和子です。

今回はナレーションと+ビジネスマンにも役立つのではないかと思う演技。について

 

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演技やナレーションを学ぶことを続けて来て思うことは、これはビジネスシーンで役に立つのではないか。ということ。

会社では多数の人に対してプレゼンや、名刺交換など人間関係構築のためのコミュニケーション能力が必須ですよね。そういった時、少しだけ演劇などの要素を入れることは人を惹きつける魅力に繋がるのではないか。と思うことがあります。

例えばプレゼン。パワーポイントなどを使っての説明に、すこしだけ含みを持たせた言い方や、重要なことを言う前に間を置いてみたり、また興味がなさそうな人に当てて質問して、人を巻き込んでみたり。人を惹きつけることのテクニックの一つとしてありかなと思ったりしています。前ににっぽんの芸能のコーナーでジャパネットの髙田社長を特集した時、髙田社長がおっしゃってました。「お値段なんと!!〇〇9980円!」この〇〇の部分の「間」が大事であると。前に書いた「引き」の部分だと思うのです。

お客さんをぐっと引き寄せてから金額をいう。普通にはない間を入れることによって観客を惹きつける。お母さんたちが子供にする読み聞かせでも、こういった間を使っていくと注意をより引けるのではないかなぁ。と思ったりします。

こういったことはプロはさりげなくやっているのでなかなか気づけませんが、普通の人でも日常真似したらかなり役立つのではないかと思いました。前に会社員の方に「社内研修用のVTRを作るのだけれど、カメラの前で話すのは初めてだから緊張しちゃってどうしたら良いかな?」と聞かれたことがありました。その時にどうしたら良いか考えてお答えしたのが、「カメラの横に誰か知っている人を立てて、その人に向けて喋ったらどうですか?たまにその人に振ってみたり。」とお答えしました。結果は大成功だったと伺いました。人に向けて喋る、ということをするだけでカメラを意識するより、はるかに自然に喋ることが出来て、自分の言葉で喋ることができる。

 

これも意識して変えていかないとなかなか出来ないことではあるのですが、意識してみることによってよりもっと人を引きつけることのできる魅力ある喋り方ができるのではないでしょうか。

 

suguro miwako

 

ナレーションを学ぶ7

こんにちは勝呂美和子です。今回はナレーションの種類について話したいと思います。

ナレーションの種類

 

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ナレーションと一口にいっても様々な種類があります。

どういったものがあると思いますか? TV?CM? CMといっても、30秒だったり15秒もあります。 

他にも企業の研修、紹介などで流すVP、(ビデオパッケージ)今の時代はWEBで流れるWEBCMPRのナレーション、解説放送、副音声もあります。司会などもナレーターと言いますがここではあえて、TV業界と企業VP業界、CM業界に絞りたいと思います。

TV、といってもその中では報道、情報、バラエティ、スポーツ、などなど考えると細かく別れているのが分かれます。報道、と一口にいっても中にはニュースもあるし、情報も入っていることもある、特集もありますね。なんて考えていくと普段はほとんど意識しないで聞いていることが多いということに気づきます。

では一つ読めたら、全部読めるのか?。私の答えはノーでした。

仕事で最初はVPを読む機会はあったものの、TVでの番組の仕事をした時、その違いに驚きました。まず、VTRの画がわりの速さ、細かさ。喋りのスピード感、出すべき引きと押しの量感。VTR自体の長さ。決してVPが簡単という話ではなく、私の感覚で感じたことでいうと「種類が違う」という感じです。

私はまず種類が違うんだ。という認識をすることから始まったのです。VPはやはり企業の方や、対応した仕事の方がみることが多いので、範囲が決まっています。きっちりときちんと落ち着いた感じで伝えたいことを正確に読むということが求められます。専門用語も多いです。逆にTVに関しては、不特定多数を相手にしているので、引きのある感じ。引き止めることが必要だと思います。報道番組になるとまた別です。

その違いを認識してからはどういったものが来ても対応できるよう、それぞれに練習をしていきました。VPCM、報道番組、情報番組、バラエティ、スポーツ、録画したり、録音したり、どの人がどのように読んでいるのか。注意して聞くようにしていきました。

そうすると、自然と耳もできて来て、それぞれのスピードにも慣れて来ます。聴いているだけでは決してできるようにはならないので、それぞれに書き出して、口に出してみることも必要です。口に出すことによって口も慣れていきます。初めて口にする言葉は話しにくくないでしょうか。ナレーションは日常会話ではありません。こういった型を学んで置かないと、喋れないのです。認識して、感じ、学ぶようになってから今はどういったことも対応できるようになって来ました。

 

まずは、色々なものを自分自身で探し、注意深く聴いてみる。種類を認識することによって練習方法だって変化していくことができます。

suguro miwako

 

ナレーションを学ぶ6

マイク前の姿勢。どういった呼吸で喋るか。動くか、動かないか。

こんにちは勝呂美和子です。

今回はどう行った姿勢で普段喋っているか。

 

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「マイク前にいる時、動いて喋るタイプか、動かないタイプか。」という話で盛り上がったことがありました。

私は最近は動かないタイプ。です。前はかなり動いていました。原稿も手に持っていたし、

右手にはペンを持ったまま喋っていたこともあるし、跳ねた感じの文章だった時は一緒に手を大きく動かして見たり、勢いをつけたい時はその時だけ姿勢を変えてみたり、色々試してみて最近は動かない方を選択することが多いです。ナレーターは基本一人のことが多いので、他の人たちがどういった姿勢で読んでいるかや、どう読んでいるか、というのは聞いてみないとわからないのです。

また読む姿勢も、人それぞれ全然違うと言います。ピシッとまっすぐ姿勢良く話す人や、

逆にゆるっと背中を丸めてリラックスして読むという人、肩肘をついて読む人などなど、本当に人それぞれ。

でもそのそれぞれというのは、どうしたら心地よくマイクに乗る声が出せるか日々研究していてそのスタイルにたどり着いたものです。宅録機器を揃えて良かったな、と思うことの一つに日々マイク前の位置や姿勢や呼吸の仕方を試せる、ということがあります。

仕事場ではいきなり試すという作業は私はしません。練習してきたことを試す。ということはあります。

仕事というのは自分とは違う人間が多く関わってできています。金額も発生します、それに対する企業、人材、時間、労力がかけられている。なので仕事に行きつくまでの自分の準備としてより最適な声の出し方の模索ということはプロは日々続けているのではないでしょうか。

今のマイクは高性能です。少しの変化や、息遣い、出し方など瞬時に受け止めてくれます。

ということは、私たちがマイクの特性を理解し使いこなせば、よりマイクの性能を生かしたプレイができるということです。

 

キャプテン翼の翼くんが「ボールは友達」といっていましたが、私は「マイクは友達」と思って仲良くなることを試みてます。

 

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ナレーションを学ぶ5

ボイスサンプルを作ってみよう

こんにちは勝呂美和子です。

今回はボイスサンプルを作ってみよう

 

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ある程度コピーをし、自分を客観的に判断したいと思ったらボイスサンプルを作るのが有効です。

それは宅録ではなく、きちんとしたスタジオを予約し、本番さながらに録ることをお勧めします。本番のスタジオ、限られた時間の中で練習してきた最高のプレイをする。ミキサーさんとのコミュニケーションや最高のプレイを録るためにこの時間をどう過ごすのか。それは仕事をすることと同じです。キャリアがない人はスタジオになれる練習にもなります。キャリアがある人は自分を定期的に客観的に判断する指針になると思います。日々、ボイスサンプルを作り、自身で判断していくということをしていくと成長できるスピードも違ってくるのではないでしょうか。

ボイスサンプルスタジオは今はお手軽な値段でクオリティ高く録音してくれるスタジオや、高価ですがカウンセリングなど一から一緒に作り上げて行ってくれるスタジオまで幅広くあります。調べてみるとたくさんあります。自分のその時の用途によってスタジオは選んで行って良いと思います。コピーをしてみたから一度きちんと録音したい。会社に自分をアピールしたいから新しくサンプルを録りたい。新たな自分を発見したい。思いはそれぞれで良いと思います。だた思うのは、自分はまだまだだからもっと練習してからサンプを録ろうと思うことです。一度今の全力を出し切ること。現場を踏むと格段に上手くなる人がいますがそれと同じで本物の現場を踏むことを自分で選択する。

本物のサンプルを本気で作ると、何かが変わります。最初はほんの少しの変化です。人は気付かないかもしれません。でもその一歩を踏み出すことで確実に今の自分とは違う自分に出会います。声優、ナレーターは声の職業です。他の要素として外見や、スタイル、歌唱などありますが、声を生業としている以上は声のサンプルに命を入れることは何よりも重要なことだとは思いませんか。

 

サンプルは作れば作るほど自分を発見できるツールです。

そこから得た少しの発見を頼りに次の自分を探して行きます。

 

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ナレーションを学ぶ4 コピーをしてみよう。

こんにちは。勝呂美和子です。今回は

自分と似た声の人を探したらコピーをしましょう。コピーの仕方

 

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自分と似た声の人を探したら。真似をする。では真似の仕方って?

私はその人が出ている番組をまず録画します。1時間番組ならそれを毎週。真似したい人が報道や情報番組ならまず1週間録画。

その番組を文章に書き起こしします。これはQシート作りと言います。(Qシート、ナレーションや、進行、タイム、効果音など入ったシート)私の場合最初は音声だけをICレコーダーに録音し直して聴いてから始めます。

カラオケでもそうですが、好きなアーティストの歌を完コピする感覚に近いです。

そうすると、語尾に特徴があるなぁ!や、あれ?ここひっくり返ってる?ちょっとハスキーっぽいな、息を多めに混ぜてる?DJっぽいな、などなど色々出てきます。それをとっかかりにすることが多いです。

特徴を軽く掴んだら、原稿を書き起こし。 ナレーション、タイム、進行、ボイスオーバー、CMどんなタイミングで入っているか。効果音、テロップは何が出ているか?音楽、はどこで入るか?細かく書いていきます。ここで大事なのはナレーションだけを書き出さないことです。ある程度番組の理解が深まるまでは丸々全てを書き起こしてみることだと思います。それは必ず自分の糧になるから。

これはかなり時間がかかる作業です。1時間番組は相当あります。飽きます。

飽きる人は最初は3分程の尺のVTRから初めてみると良いと思います。3分は短いでしょ。と思いますが、いやいや3分だってナレーションだけ書き出すのにも結構かかります。

このQシート作りの良いところは番組の構成を頭に叩き込めるという点です。

作り手と一緒に良いものを作るためには、作り手の頭を理解することが一番だと思います。

1時間番組なら1時間、それがどういった構成で、どういった流れで、VTRはどのくらいの尺で、そのうちナレーションのVTRは何本あるのか。自分が真似したい人はどのくらいの分量を読んでいるのか。CMはどのタイミングで入るのか。入る前のCMへの振りの仕方は?OPは?EDは?あ、ここはこんな効果音使っているんだ!

これをすることによって自分にも番組作りの構成が頭に入ってきます。

今は文章を文字起こししてくれる便利なソフトがあります。それでナレーションだけ書き起こすということもありだと思いますが私の場合は自分で書き起こすようにしています。それは結果なんどもその人の声を聞くことになるし、自分の手で書き起こししていくと手書きと同じ効果で手と耳が覚えてきて、こういった感じだと、次こういった感じになるな、あ、これは前と同じパターンだ、書き方の特徴もある程度予測がつくようになるからです。またおまけ的なこととして私はこの作業でタイピングがかなり早くなりました。

番組構成を理解したら、VTRの中から一つ選び、具体的に練習していきます。

まず、VTRを耳で3回。まだ口には出しません。口に出すのは最後。しっかりと聴く。自分の一番感じ取りやすいとっかかりのフレーズを見つける。そこから1行真似してみて、いけそうだったら3行、5行、全体と増やしていきます。

次は録音して聞いてみる。多分全然似ていないと思います。とりあえず録音して聞いてみる。そこで、本物と自分の違いを感じる。初めて録音して聞いてみると「あ、結構いけてるかも」と思うかもしれませんが、その人は日にちを置いて聞いてみると全然できてないことに気づくかもしれません。ここで「結構いけてるかも」と思ったあなたは耳が鍛えられていないかも。人に聞いてもらって意見を聴くのも良いかもしれません。

コピーしたら、自分が無くなるんじゃないか。自分という個性が消えてしまうんじゃないか。そういったことを思うかもしれません。コピーをしてもあなたは無くなりません。そして、コピーをした本人も決して超えることはできません。

 

私たちは自分の強みを見つけるために、人をコピーするのです。それをどんどん足していって自分を形成して行くのです。

 

suguro miwako