ナレーションを学ぶ12 自分は下手だと自覚する
こんにちは。勝呂美和子です。
今回は「自己受容」のお話。
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自分が何が出来るのか、出来ないのか、強みと、弱み。自分で自分を把握することは大変難しい作業ですが、それを理解し、受け入れることを「自己受容」と言います。
私、大好きな漫画にスラムダンクがあるのですがその名シーンの一つに
「桜木花道がジャンプシュートを2万本打つ。」というシーンがあります。ジャンプシュートはバスケの基本中の基本で、実際にはレイアップに並び最初に教わるシュートのひとつです。非常に多く使われますがダンクなどとは違い派手ではないので、桜木は最初、そんなものすぐ出来るとバカにします。
しかし、フォームはバラバラ。シュートは全然入らない。何百、何千、万と打っていく中で自分は何が悪いのか考えていく。ビデオを見て、最初のフォームがバラバラで、回を重ねるごとにフォームが綺麗になって行くのを自分で確認し、ついに2万本シュートをやりとげます。そして、そんなたくさんの練習をしてきて自分の理想のフォームを追求したからこそ、ライバルとしている流川のシュートが、自分が一番理想としているフォームだと気付くのです。
「凄い」と。素直に思う。
何が言いたいのかいうと、練習して自分の下手さと、相手の上手さの違いを理解するところまで行かないとこれは感じることが出来ないことなのかなということです。
下手な人ほど、上手い人と、自分の距離に気づけない。自分では自分が見えていないのだと。
上手い人と、自分の差を自覚するところまでまずは到達する。そうしないと本物にはなれないのだと思います。自覚するところまで来ることがまず初めの一歩で、そこからどうやって追いついていくか、追い抜いていくか。
自分が上手いと言われている人と「なぜ違うんだろう?」と思っているうちは足元にも追いついていないかもしれません。それを自覚できるところまでまずは自分を高めることかなと思います。
「へたくその
上級者への道のりは
己が下手さを知りて一歩め」
安西先生の名言です。このジャンプシュート。最終回めちゃくちゃ感動するので漫画みてください。今話題のバスケも楽しく知ることができます^^