伊豆の国市で酒屋をしています、杉山商店の杉山雅一です。
私のブログに、缶ビールに関する疑問のコメントをいただきました。
そのコメントを一部抜粋させてもらうと・・・
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前、講演でアサヒビールとキリンビールの飲み口の大きさが違うのは、アサヒののみくちは大きく、一気に口にビールが入るので口の中で味わう。
キリンは少し小さめなのでのどごし重視!と聞きました(^O^)/
本当ですかねえ?
もしかしたらアサヒとキリンが反対だったかもしれませんがf^_^;
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このお問い合わせを見て、
以前から多少の形は違うのは知っていたのですが・・・
恥ずかしながら、ワケは知りませんでした。
缶ビールの開け口とは、ご存知の通り・・・
![5512486](https://stat.ameba.jp/user_images/20121015/16/sugiyama-show-10/31/0d/j/o0320024012238341121.jpg?caw=800)
この部分です!
この機会に色々と調べてみる事にしました。
実際に缶のプルトップ部分を見比べてみると・・・
![5512489](https://stat.ameba.jp/user_images/20121015/16/sugiyama-show-10/a4/f3/j/o0320024012238351000.jpg?caw=800)
一目瞭然で違いが明確に分かりました。
大きく2タイプに分かれいて、
キリンビールのように、楕円形に横に広いタイプと
アサヒビールのように、正円形に近いタイプです。
なぜこのように、違いがあるのか?
主要メーカー各社の「お客様センター」に問い合わせてみました。
その解答は・・・
(アサヒビール) 取引先の製缶メーカーによっての口の部分が違う
(キリンビール) 取引先の製缶メーカーによっての違い
(サッポロビール) 製缶メーカーの違いでプルトップの種類が違う
なんだ~、製缶メーカーによっての違いだけなんだと半ばあきらめかけていたところ・・・
ある一社だけは!
(サントリー) 製缶メーカーの違いで種類は変わりますが、
わが社では商品によって、口の形状を変えています。
「プレミアムモルツ」と「金麦」は同じ形状のモノを使っていますが・・・
「ジョッキ生」は、ジョッキグラスで飲むイメージで、口の大きな形状にしています。
とのコトでした。
私の質問は、各社に対して同じような内容でしたが、
お客様センターの個々の違いはあるモノの、こうまで違いが出てくるとは・・・
サントリーの対応してくれた方は、わざわざ専門の方に調べを入れてくれて、折り返し電話してくれました。
なんかとても嬉しかったです。こういう対応って凄く大切だよな~
と思いました。
話は戻りますが、結果をまとめてみると・・・
缶ビール開け口の形状は、製缶メーカーによっての違いはあるものの、
製缶メーカーとビールメーカーとの間では、美味しく飲めるタイプの缶を作るべく努力はしていると思います。
なので各社の缶ビールの飲み口に微妙な違いは絶対にあるはずです!
![2213657](https://stat.ameba.jp/user_images/20121015/16/sugiyama-show-10/18/39/j/o0320024012238351001.jpg?caw=800)
他のモノである、缶ジュース・お茶や缶チューハイ(一部)の開け口は、
ビールと比べると全く違い、より細くなっています。
香りや味わいの風味をより感じてもらいたい商品は、
開け口が広いタイプのモノを使用しているんですね。
なんか歯切れのよくない回答になりましたが・・・
一見同じように見える缶飲料でも、プルトップの開け口一つでも、
様々なモノがあって奥深いモノなんだと勉強になりました。
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