缶ビールの「プルトップの開け口」は各社なぜ違うの? | 伊豆の中心で愛を酒ブログ★杉山商店日記

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伊豆の国市で酒屋の店長をしている、すぎちゃんこと杉山雅一がお酒や趣味のアレコレ、そして伊豆の魅力をお伝えします。

こんばんは!

伊豆の国市で酒屋をしています、杉山商店の杉山雅一です。

私のブログに、缶ビールに関する疑問のコメントをいただきました。

そのコメントを一部抜粋させてもらうと・・・

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前、講演でアサヒビールとキリンビールの飲み口の大きさが違うのは、アサヒののみくちは大きく、一気に口にビールが入るので口の中で味わう。
キリンは少し小さめなのでのどごし重視!と聞きました(^O^)/
本当ですかねえ?
もしかしたらアサヒとキリンが反対だったかもしれませんがf^_^;
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このお問い合わせを見て、
以前から多少の形は違うのは知っていたのですが・・・

恥ずかしながら、ワケは知りませんでした。

缶ビールの開け口とは、ご存知の通り・・・

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この部分です!

この機会に色々と調べてみる事にしました。

実際に缶のプルトップ部分を見比べてみると・・・

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一目瞭然で違いが明確に分かりました。

大きく2タイプに分かれいて、
キリンビールのように、楕円形に横に広いタイプ
アサヒビールのように、正円形に近いタイプです。

なぜこのように、違いがあるのか?
主要メーカー各社の「お客様センター」に問い合わせてみました。

その解答は・・・

(アサヒビール) 取引先の製缶メーカーによっての口の部分が違う

(キリンビール) 取引先の製缶メーカーによっての違い

(サッポロビール) 製缶メーカーの違いでプルトップの種類が違う

なんだ~、製缶メーカーによっての違いだけなんだと半ばあきらめかけていたところ・・・

ある一社だけは!

(サントリー) 製缶メーカーの違いで種類は変わりますが、
        わが社では商品によって、口の形状を変えています。
「プレミアムモルツ」と「金麦」は同じ形状のモノを使っていますが・・・
「ジョッキ生」は、ジョッキグラスで飲むイメージで、口の大きな形状にしています。

とのコトでした。

私の質問は、各社に対して同じような内容でしたが、
お客様センターの個々の違いはあるモノの、こうまで違いが出てくるとは・・・

サントリーの対応してくれた方は、わざわざ専門の方に調べを入れてくれて、折り返し電話してくれました。

なんかとても嬉しかったです。こういう対応って凄く大切だよな~
と思いました。

話は戻りますが、結果をまとめてみると・・・

缶ビール開け口の形状は、製缶メーカーによっての違いはあるものの、
製缶メーカーとビールメーカーとの間では、美味しく飲めるタイプの缶を作るべく努力はしていると思います。

なので各社の缶ビールの飲み口に微妙な違いは絶対にあるはずです!

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他のモノである、缶ジュース・お茶や缶チューハイ(一部)の開け口は、
ビールと比べると全く違い、より細くなっています。

香りや味わいの風味をより感じてもらいたい商品は、
開け口が広いタイプのモノを使用しているんですね。

なんか歯切れのよくない回答になりましたが・・・

一見同じように見える缶飲料でも、プルトップの開け口一つでも、
様々なモノがあって奥深いモノなんだと勉強になりました。


 
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