よくプロコーチやトップ層の選手に前から個人的に聞いて言われる
『フォームが完成しているなら打球タイミングを合わせれば入る』
これはボールの球種に合わせてラケット面がどの様な状態かの関係性と思っております。
何を当たり前なことと思う方が多いと思います。
自分もずっと当たり前だとそう思っていました。
その当たり前と思っている部分が曖昧で感覚だよりでした。
ラケット面の角度の出し方も手先だけ(回内・回外だけ)のコントロールを去年の3月までしていました。
球種に合わせたラケット面の調整は手先だけで調節しないんです。
ボールの球種に合わせてスイング中の前腕の回内と回外を打球タイミングに合わせるだけなんです。
※動作が間に合わなくて入れる場合などの緊急時は手先を利用しますw
基本的に両ハンド共に肩甲骨と上腕骨が真上から見て一直線にした上で行うと自然に動かせます。※スキャプラプレーンです。
フォアハンドの場合は腕の回内+内旋→回外+外旋
バックハンドの場合は腕の回外+内旋→回内+外旋
フォアハンドでこの動きを最初から最後まで動かした際にラケットの打球面は床に対して
『真下→垂直→真上(真上はほぼ使わないです)』
この動きの中で前腕の<回内><回外>の動作量の調節でラケット面をコントロールしていると個人的に解釈しております。
・対下回転系を打つ時はラケット面が垂直になるタイミングで打球。
・対上回転系を打つ時はラケット面が起き上がりきらないタイミングで打球。
・あとはボールの打球点や回転量に応じて『垂直→やや上向いたタイミング』だったり『真下→起き上がり始めたタイミング』などの塩梅で調節して打球。
※↑の塩梅で調節の1例
カットマンの短くて切れた下回転ボールをループする時に頂点をすぎて落ちてきたボールを打球面のラバーにくい込ませ引っかけてゆっくり飛ばす等の場面や前陣で相手のドライブを頂点前の上昇途中で回転利用する場面等で良く使います。
基本はラケット面とスキャプラプレーンが合わさる所が打球タイミングです。
私の打球タイミングの解釈は
『ボールに合わせたラケット面』と『スキャプラプレーン』が合わさる所が常に再現性がある打球タイミングと思っています。
回内→回外の動作を逆にしてしまっていると、のちのち成長過程で伸び悩んでいきます。
ボールは基本的に地球の重力に引っ張られて下に移動します。
ラケット面を下に向けてボールを当てるとボールは下に移動します。
つまり打球時にラケット面が垂直→真下になる場合は
地球の重力に引っ張られる力+ボールが下に移動する力が合わさります。
対上回転を打球する場合は上手く入ってしまうことがありますが、対下回転を打球する場合はボールが前に飛ばず、下に飛ぶ力が2倍になるので全力で打球しても威力も回転量もないボールが飛んでいきます!
ボールを飛ばす為にめちゃくちゃ労力を使う羽目になります(汗)
『楽に入れる+威力を出したい』場合は伏せたラケット面が起き上がる動作になる様に意識しましょう!
あくまでも腕単体の動きはこんな感じです。
フォアハンドの場合、最後まで腕を搾ると打球面が自分に向くので、打球方向に支障が出ない程度に自己の骨格に合わせて調整して下さい。
あと、下半身が地面に居着いていたり、上半身が前かがみ過ぎると、下半身と上半身の連動が消えてしまう又は力が弱くなります。
回内+内旋~等を書いた上記の打球動作は基本的に肩後ろ回しで打球するので、回転量が出るかわりにスピードが出しにくいです。
連動が上手くいくと、スピードもしっかり出るようになります。
しっかりと身につけた後、スピードがどうしても欲しい場合は、恐らくはアウターラケットへステップアップしていく過程になると思います。
自分の前回の練習では、スキャプラプレーンが崩れてスイング軌道が身体にの中心に近づいていた(詰まっていた)、頭と上半身が少し前に出ていた(股関節から立ち上がっていない?)&重さを感じて少し足が居着いてしまう&少し顎が引けていなかったので、肩が上がって内旋と外旋がやりにくくなっていました。
足裏でも小指側の側面にあるべき重心が親指側にある事で居着きやすくなっていました。
こんな原因でフォアハンドが最悪な状態になっていましたw
さすがに3日間動かないで休んでいたのがそのまま身体の状態に繋がっていました。
今日の練習では、身体を整えてから感覚を意識して練習していきます(*ˊᵕˋ*)