この7月で開店してから16年目に入りました、年数はかなり経ちましたが、

1日、1日変わらずに営業していこうという気持ちに変わりはありません。

 開店当時に比べると、お客様が非常に増えて、対応するのに自分の手作業が

パンクしそうになるくらいです。 そろそろ自分一人の手仕事では限界かな

と感じる時もありますが、もう少しは一人でやらざるを得ません。

 

 朝早くから営業しているので、特にモーニングなどは平日はほとんどお客様は

おられません、ぽつぽつ来られるモーニングのお客様と、豆の販売のお客様が

がおられるので、諸準備や掃除などをしながら営業しています、朝は。

ところが、土日なるとモーニングのお客様が大変多くなり、店のモーニング用の皿を

全て使ってしまうくらいになります。 

 

 まだ蒸し暑い日が続きますね、昨晩から今日にかけてもなんとなく不快な感じでした。

それでも早朝は秋らしい気持ちの良い風が部屋に入ってきて、気持ちいいなあと思います。

まだ暗いうちから起きて、仕事に向かう準備と、書に取り組みます、書は半紙で7~8枚ですが

鈴虫の音を聞きながら、少しひんやりした空気を受けながら半紙に向かいます。

朝の1時間に満たない時間ですが、この時間が一番好きです。

 

 仕事では現在、ネルドリップに取り組んでいます、少し前に25名程度のコーヒー教室が

あり、その際に大きめのネルを使い一気に25杯分コーヒーを抽出しました、自分でも少し

試飲したところ、あらためてネルで抽出するコーヒーのまろやかさ、コーヒーの風味がそのまま

液体にあらわれる点などの良さを感じました。

 店では、注文がバラバラになったりするケースがおおいので、そうした際にはネルはつかわずに

ペーパーでの抽出になります。 単品での注文や2杯でもまとめて戴いた場合には、ネルを使って

コーヒーをお出しするつもりです。 ネルドリップのやわらかさ、おいしさを楽しんでもらえたら

いいなと考えています。

 

 日に日に秋めいて涼しくなっていくと思います、すがすがしい秋の日と共に良い時をお過ごしください。

 余談ですが、スーパーの店頭からお米がなくなっています、しばらくはこの状態が続くと思います、

 昨年の異常気象(高温)で不作だった事により米の在庫が少なく、南海トラフ地震への警戒による買い増しが

原因との事です。

 新米が出回る頃には流通が落ち着くと思いますので、あわてないようにして下さい。

 

 

 今日6月2日(日)は午後から雷がひどく、開店休業状態です、

 時間があきましたのでブログを更新しています。

 

 気がついている方もおられるかもしれませんが、日本海側の気象に

おおきく左右するという、南米海域のエルニーニョが終息に向かい、ラニーニャ(寒気)か、

どちらともいえない状態になっていくとです、その為、今年の夏は猛暑になる事が

予測され、冬は普通の冬になるとの事です。 例年並みの冬という事は厳しい冬になる

と思っていた方が良いと思います、昨年から今年の冬のように暖冬小雪ということはない

でしょう、これからは寒く雪の多い冬になるでしょう。

 

 今の季節は寒くも暑くもなく、非常にナチュラルな季節です、冬の事を思うと、

自宅の雪よせを済ませ、店に来てから店の駐車場の雪よせをして、それから、その日の焙煎と

仕込みに入る、それが何もない、それだけで自分にとっては幸せな事なのです。

夏までのひとときですが、今の季節を満喫したいです。

 

 今日はあまりにも手が空いて、日頃できないところの掃除や整理整頓をしておりました、

そうしているうちに若者が3名来店しました。私の店はミドル層以上の年代のお客様が

多く、あまり若いと少しマイナスのイメージを持ちましたが、3人でケーキセットを頼み、豆も購入し

最後は礼儀正しく帰っていきました。今どきの若者も捨てたもんではないなあと感心しました。

やはり、私が人を見る時に曇りガラスに通してみているのだなあと思います、目の前の事を

そのまま受け止めて引き取ることが大切だと改めて感じさせられました。 一番だめなのは

自分だなと思います。

 

 ブログを打ち込んでいるうちに閉店が近くなってきて、現在は3名のお客様がゆったり過ごして

います、そろそろ帰宅の時間です、明日の月曜日は定休日です、休み前の夕方から就寝までの時間帯が

一番ほっとできます、少しゆったり本を読んで過ごしたいと思います。

 

 又明日から日常に戻ると思います、大地黄金という言葉があります、自分がいる場所を光り輝くように

するということです、自分がいる大地(場所)が少しでも光り輝くように、目の前の事一つずつ

一つずつ乗り越えて下さい。最初から10とか100とか考えないで、一つでいいのです、何事もひとつから

始まるのです。

 ㈱クマヒラが発行している、抜萃のつづり という小冊子があります。

 

 今回発行されたものに、「心はニュートラル」という事を綴っている

ものがありました。

 どういうことかというと、身の回りや生活の中で、良いことも悪いことも心によるものが大きく、

悪いことを続けてきた人でも、良い方向に切り替えていく心があれば、良い方に変わっていく。

 良いことを続けて来ても、何かのタイミングで悪いことをすれば、悪い方に変わる事もある。

 心は本来ニュートラルで、自分次第で変えていく事ができる、

そうしたことから、いつも自分の心を良い方にむけていく事が大切である、との事です。

 100年も開けたことがない蔵を、開ければ明るくなる。閉じれば暗くなる。

蔵が闇に染まっているわけではなく、外の世界が影響しているのです。

 

 日々暮らしていると難儀なこともあると思います。そうした日常の中でもいつも

自分の心を良い方に向けておく、そうした習慣作りが大切だと思います。

 日々の生活や仕事の中で幸せに過ごされていく事、願っております。

 

 抜萃のつづりという小冊子は年に一度45万部発行され、世界各国にある日本大使館や諸官庁、

金融機関、病院などに無料で寄贈されているものです。これをクマヒラという会社は

昭和6年から続けているのです。 このつづりには、勇気をくれたりするもの、心の持ち方の大切さなどが

書いてあります。 近くの銀行や病院などで見る機会が有ったら、手に取って読んでみてください。

 

 私はふと立ち寄った銀行で何気なく手に取って読んでみたのです、その内容が素晴らしく、

涙が止まりませんでした、周りの人には気づかれないようにその場をあとにしたのです。

 何冊かは私も保有していますので、興味のある方は、店に来られた際に声をかけて下さい、

お貸ししますので。