南東北ツーリング(その3)/無事故、無違反、無転倒のために(無違反編) | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

五日間のツーリングから帰って来た。今回も無事故、無違反、無転倒、賞罰無しで終えることができた。今回のブログでは警察のお世話にならないための方策を考えてみる。これがなかなか厄介だ。

表題では「無違反編」としているが、実際には違反はしている。それは多くの人がそうであろうが、違反はすれども捕まっていないだけのこと。違反の是非はともかく、
キップを切られないようにするためのことを書く。そして、スピード違反に特化して書く。追い越し禁止違反や一時停止違反は守ろうと思えば防げるが、スピード違反、それも加速が良く、スピードが出易いバイクの場合、これに対処するのがなかなか難しいからだ。

Ⅲ.違反キップを切られないために意識していること
私は運転免許を取得して、この半世紀以上の間にスピード違反でキップを切られた回数は、記憶にあるだけで
5回。3回がバイクで、2回が四輪車。直近では10年程前に捕まったが、バイクではこの30年以上捕まっていない。ただ、それは決して必然では無く、たまたま運が良かったというケースが多い。

今回の東北ツーリングでも、群馬県で
ネズミ捕りに遭遇したが、たまたま先行車のドライバーが窓からタバコの灰をポイポイ捨てていたので、この車との間を開けようと思わずブレーキを掛けたことが幸いして難を逃れられた。因みに、タバコポイ捨てドライバーは捕まった。ここのネズミ捕りはノーマークだったし、目撃すると「こんな所でやるのかぁ!?」という驚きもあった。そんな私だが、ツーリングではどんなことに意識して捕まらないようにしているかまとめてみた。

超閑散路を主体に走る
 私のツーリングで取締り現場に遭遇することは極まれだ。それは酷道、険道、林道を好んで走り、そこに至るまでの道程もできるだけ
交通量が少なそうな道を厳選しているから。交通量が極少な道路は大丈夫。店を広げてもお客さんが通らないのでは開店休業だから。なお、この場合の”極少”とは、数分に一台以下の交通量を指すが、そんな極少路、超閑散路の多くはほぼ無人地帯で、どんなスピードで走ろうが迷惑を掛けない。なお、逆に交通量が非常に多い道もネズミ捕りはやらないと言いたいが、友人の話では東京の環状8号線(環八)でもやっているというので、この説は無さそうだ。

 


新潟と福島を繋ぐ只見エリアを貫くR252号の平日、
一時間ほど走って行き交った車は数台

そんな超閑散路なので、スノーシェッドの中で写真が撮れた

もちろん、こんな道には絶対に警察はいない

群馬県の広域農道は超ハイスピードコースながら、20分程の間に行き交った車はたったの1台

なので道の中央でカメラを構えられる

こんな道で取締りをやるほど警察は暇じゃないはず

 

こんな道路は要警戒
 では、①とは反対の”危ない道”とは。それは
そこそこの交通量があって、スピードが乗り易い直線や下り坂で、何らかの速度制限が掛かっている道路。市街地か郊外かは問わないし、バイパス化した広域農道でもありうること。北海道を走ると市街地に入った瞬間に例外無く制限が掛かるので、それまでの調子で不用意に市街地に突き進むとヤバイことになる。因みに、私が過去に捕まった5回中3回はこのようないわゆる”危ない道”だった。

潜むパトカーや白バイを見落とすな
 交通量は少ないが”極少”とまで言えない道路では、ネズミ捕りはやらないが
パトカーや白バイが横道に潜んでいる場合がある。それもライダーの視線から見えないような場所で待機している。こういう道をかっ飛ばすときにはチラチラと横道に視線を移したり、バックミラーで後方に車がいないかを頻繁に確認している。後ろの車がトラックやバン、軽自動車ならばOKだが、そうでなければ、一旦スピードを落として後続車の車種を確認することが肝要。

高速道路では覆面パトカーを見逃さない
 高速道路で追い越し車線をかっ飛ばし、地味な色のセダンを追い抜くときには
運転席をチラッと確認。車は普通車を装っても、服は高速機動隊の制服だからすぐわかる。もし覆面パトだとしても、強いブレーキを掛けて慌てて走行車線に戻らずに、車間距離を取ってスムーズに減速しながら戻らないと、別の違反でキップを切られかねない。この点も要注意だ。 

+15km/h未満ならほぼOK
 「こんなイイ道路で交通量も少ないのに、40km/hかよぉ」というケースは全国どこにでもあり、前述したように北海道はそれが顕著。そんな道路でも制限スピードを実直にビシッと守る必要はない。警察庁の公表資料「令和3年中の交通死亡事故の発生状況および道路交通法違反取締り状況等について」で驚きの事実が!。なんと
15km/h未満の速度超過で捕まえた数は僅か198件。年間1064818件ものスピード違反総件数の約0.02%。つまりスピード違反5000件に1件の割合。+15km/h未満であろうが厳密に言えばスピード違反だが、実質的に見逃している。いかにもやりそうな”クサイ道”を40km/hで走るのに耐えきれなければ、最大55km/h程度ならば大丈夫と言えよう。

情報収集を怠らない
 完全ではないものの取締り情報はネットでも得られる。私が利用しているのは「
GoGo Drive」というサイト。地図上にその地点を示してくれる。ひとつひとつ確認するのは大変だし、憶え切れるものではないが、これから向かう先のエリアや道路が要注意かどうかぐらいは把握できる。また、立ち寄ったガソリンスタンドで「この道路、取締りやることあります?」と聞くことも多い。

 

これだけ取締りポイントを示されても困るが、

このエリアは要注意だということは理解できる

 

例え少額の反則金であろうが、警察のご厄介になったという事実だけで小心者の小市民の私にはグサッと突き刺さる。それが戒めとなるとも言えるが、そんなイヤァな気分で落ち込み、ツーリングも台無し。しかし、「スピード落とせ」だけを金科玉条のよう唱えれば事故が防げるとは思っていない。誰の迷惑にならない環境下なら、遅かろうが速かろうが、自分にとって最適なスピード(それを「マイペース」という)で走るのが安全運転だと、私はそんな確信を持って走っている。