南東北ツーリング(その2)/無事故、無違反、無転倒のために(転倒防止編) | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

五日間のツーリングから帰って来た。今回も無事故、無違反、無転倒、賞罰無しで終えることができた。これは決して当たり前のことではないが、この結果は必然か、偶然か。前回の事故防止編に続き、今回は転倒しない、または転倒してもその影響を最小限に食い止めようとする我流の方策をまとめてみた。

Ⅱ.転倒のために意識していること
未熟な若い頃には、どうってことない舗装路でも転んだ。その後、林道にはまり今に至るが、林道は未舗装で滑り易いからもっと転んだ。転倒回数は憶えていないが、これまでの半世紀の間に少なくても
10回は転倒しているはず。

バイクで転倒はつきもので、他車や他人にぶつかる事故よりはずっと軽くみてしまうが、やはりバイクは少なからず傷つくし、ケガをすることもある(数多くの転倒でケガをしたのは2回(軽傷))。私は酷道(国道)、険道(県道)、淋道(林道)を好んで走っており、そこでは急坂、急カーブ、苔、落ち葉、落石、砂利、ぬかるみ、雨水溝など転倒する要素のオンパレード。でも
この20年程、走行中の転倒はしていない(停車時、足が地面に届かずに”立ちゴケ”したケースは除く)。これでも少しは学習したのか。テクニック的なことを除き、私は転倒において以下のようなことを意識して走っている。


こんな快適なダートはお気楽だ

でも、熊が怖い(山形県)

 

技量に合った道を選ぶ
 全国には多種多様な道があり、公道でありながら
酷道、険道と称されるとんでもない道も多い。私は舗装路においてはどんな道でも構わないが、林道に関しては寄る年波には勝てず、最近ではあまりにもラフでハードな道は敬遠している。

勇気ある撤退もアリ
 林道はひとたび豪雨が降れば路面状況は大きく変わることがある。ネットや雑誌で得た事前情報では「フラットダート」と書かれていたのに、河原のようなガレ場であったり、深い轍やクレパスがあることも全然珍しくない。そんな道を無理して進むと最悪の場合、戻るに戻れなくなる恐れもある。常に路面状況を把握しながら、時には
潔く撤退することも大切。ツーリングは冒険じゃない

筋力、体力の維持
 深い山の中に入って行く。そこでもし
単独行で転倒したらバイクを起こせるか?5年程前に山の中で立ちごけしてしまった時、バイクを起こすのに酷く往生し、自分の筋力の無さに愕然とした。以降それを教訓にジムで筋力トレーニングをしているが、どれだけ効果があるのやら。それ以降転倒していないので、その効果は不明。

鉄壁の保護具
 転倒して体が投げ出された先で他車に轢かれない限りまず命には別条はなく、
保護具さえちゃんと装備していれば、さほど心配は無い。現状私が装着している保護具は以下の通り。頭部(ヘルメット)、肩(プロテクター)、肘(プロテクター)、手(グローブ)、胸(プロテクター)、背骨(プロテクター)、腰(ウエストベルト)、膝・脛(プロテクター)、足・足首(ブーツ)。普通の転倒程度ならまず無傷で済むと思うが、近年転倒していないので効果は不明。

タイヤ代をケチらない
 舗装路なら問題なくても、摩耗したタイヤで未舗装路を走ると、スロットルをちょっと乱暴に煽るとすぐに
ズルっと来る。多少滑る程度なら面白いが、やり過ぎるとズルーーーっとなり転倒に至る。タイヤ代とそれをケチって転倒して払う修理代や治療費のどっちが安い?因みに私のバイクの後輪タイヤの寿命は4~5000km(ON/OFF兼用のブロックタイヤ)。たったの5000km!ほんと早いよね。

還暦を過ぎたらダウンサイジング
 大型バイクは魅力的だ。そんなバイクのハイパワーは意識的にセーブできても、重さはどうにもならない。特に深い山の中でもし転倒したらどうする?私はその懸念から、
この10年の間に700cc⇒650cc⇒250ccとダウンサイジングしている。まあ、250ccのオフロードバイクでも車重は約150kg。昔の同レベルのバイクよりずっと重い。

リスクが高い場合はソロツーリングを避ける
 私は基本的に一人を好む。自分勝手な人間だから好きなように行動したい。しかし林道を含むようなコースでは、もしもの時に一人でどこまで対応できるか。そんな
心配が募る時には友人を誘うこともある。複数人いれば転倒したバイクを引き起こしたり、応急処置において心強い。


今回のツーリングの写真ではないが、秋はこんな道にも遭遇する

全てが落ち葉ならいいが、この中に同色の岩も混じっているのでやっかいだ

 

「事故」は起こらないことに注力する一方、「転倒」はバイクに乗っている以上少なからず在り得ることと覚悟して、転倒は起きてしまうことを前提に備えるというのが私の持論。

さあ、次回は警察のお世話になって
違反キップを切られないようにするための心得をまとめてみたい。これもなかなか厄介な話だ。
(次回に続く)