私的な心配事 | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

歳を重ねるに従って心配性が強くなっている。天下国家や地球規模のことでも憂いているが、自分のことや周囲を取り巻く状況の中で心配なことが数多くある。果たして打つ手はあるのか、またそんな心配は杞憂なんだろうか。

長年生きていれば
様々な経験を重ねるし、そして時には失敗をしでかし痛い目に遭っている。それらが積み重なって、コトを起こそうとすると当時のことが思い浮かんでしまったりして、漠然とした不安を抱えたり、リスクを恐れて保守的になるんだと思う。私の昔を思い浮かべると、何に関して心配していたのか思いだせない。「行け行けドンドン!」で、心配事など無かったのだろうか。若い頃は経験も浅く、「見る前に飛べ!」だった。今の私ときたら心配事だらけ。それらはこんなことだ。

・大地震が起きたら・・・
 私が住む地域は
南海トラフ地震の発生が予測されるエリア。古くは東海地震の発生が叫ばれたが、それから約半世紀が経とうとしているのに一向に来ない。しかし、その間に阪神淡路、東日本、熊本、そして能登半島で大地震が起きている。南海トラフ地震が発生したらどうなるか。その時に備えて準備はしており、「来るなら来やがれ!」と待ちくたびれているが、やはり起きないにこしたことはない。

・いつまで健康でいられる
 同年代の友人でもポツリポツリと鬼籍に入ったり、病魔に襲われてしまった者が出てきた昨今、私は今までの人生で、
入院や手術どころか、点滴を受けたことすら一度も無い。今現在、生活習慣病はいくつも抱え定期に通院しているが、特に痛いところも、具合の悪いところも無い。頭は人命や地名の固有名詞が出てこなくなった程度で済んでいる。こんな好都合な状態がいつまでも続くとは思ってはいない。コロナ禍を境に定期健診も受けなくなってしまったので、潜在的に何か抱えているかもしれないが、怖くて検診に行けない。いつどんな状況で転機を迎えることになるのだろう。わかんないよねぇ。

・いつまでバイクに乗れる
 健康と言えば、私の
一番の趣味であるバイクは、両手両足、そして視力、判断力、体力、筋力を要すから、健康でなければ乗ることができない。だから、ちょっとした体の変調や劣化をきっかけに乗れなくなってしまう恐れがある。少しでもそれを防ごうと、二日に一度ジムで運動をしているが効果はいかほどか。今現在は250ccのバイクを所有し、九州でも北海道でも行ってしまうが、こんなことがいつまで続けられるか。250ccを更にダウンサイジングすれば乗れるだろうけど、あまり小排気量のバイクになると遠くに行くのが大変。あと何年乗れるだろう。

・いつまでギターが弾ける
 自宅にいる時は、古臭い歌を
フォークギターで弾き、そして唄っている。ギターは両手の指を巧みに使い、目でコード譜と歌詞を追う作業になるが、もし脳疾患を患えば手先が思うように動かせず、ギターは弾けなくなるに違いない。バイクにも乗れず、ギターも弾けなくなったら、やることがない。そんな状態になったら生きていてもつまらない。その時の私の精神状態は如何に。

・終の棲家の未来は
 今、私が住んでいる
マンションは築30年以上経過し、現在二回目の大規模修繕工事中。この工事が済めば今後10年以上はほぼ安泰だろうが、次回三回目となる大規模修繕工事の時期になったらどうなっているか。今回は私が修繕委員会の長として務めたが、15年後の次回修繕時には私はもう生きていない可能性が高く、残った住民の多くは後期高齢者になって動くに動けなくなっているかも。こうしてマンションも歳をとっていき、終の棲家は廃墟かゴーストタウン化の道を辿る。そんなマンションを子供たちにどう相続させるかも考えねばならない。

・日本で戦争は起きるか
 先の大戦のように、日本が自ら他国に進攻し戦争を仕掛けることはないだろう。それを行う大義名分も無いし、和製プーチンのような人間が出て来ても、もはやそんな国力は日本に無い。しかし、
中国が台湾に進攻した場合、それに対応しようとするアメリカと伴に戦うことになるか。その時、中国は日本に対してどこまで手を出すか。ウクライナやガザのようなレベルには至らないとしても、戦争は悲惨なだけ。果たして、日本は本当に戦争に巻き込まれるだろうか。その時、私達の運命は。

・ハイパーインフレは起こるか
 莫大な借金が膨らみ続ける日本の
国家財政。いつかは国家の財政が破綻し、対外通貨に対して円が大幅に暴落(超円安)し、そしてハイパーインフレになると言われている。私が今のお気楽な生活に入る時に立てた計画には、この最悪の想定は入っていない。もし国家財政が破綻しハイパーインフレになったら、手持ち資産と大幅にカットされるであろう年金では生活ができなくなってしまう。そんなXデイは果たしていつ起こるのか、そしてもし起きたら、私だけでなく国民の多くは困窮生活に陥ってしまうだろう。ああ、恐ろしや。

・次世代が暮らす世界はディストピア
 私自身はもう老い先長くはないから、このまま無事に
逃げ切れるかもしれないが、私の子供達を含む次世代以降の未来は厳しい。少子高齢化と財政赤字に苦しむ日本は非常に危ういし、世界を見渡してもあちらこちらで戦争や紛争が勃発し、食糧危機や温暖化危機も解決できるか危うい。進化したAIが暴走することだって考えられる。そんなディストピアを予感させる日本や地球に住む子供らの未来を心配する。

・政治の体たらく
 上記に挙げた個人的な心配事のいくつかは、政治によって解決もしくは軽減可能なこと。しかし、その政治が全くダメ。
腐敗し堕落し自分達の私利私欲しか考えていない政権与党。力不足の野党。どっちがやっても解決しそうもない。困った困った。

これらの心配事について解決策を探ろうと、図書館で本や雑誌を借りて来て、それらをむさぼり読む。すると真相は更に複雑で、とても一筋縄ではいかないことがわかるだけで、私の
悩みは一層深まる。私のカミさんは「どうにもならないことを考えてムダ」とばかりに、さほど関心を示さないが、私は気になったら放置できない性格。つくづく損な性格だと思う。こういうことに対して、いったいどう考えたらいいのだろう。