ポイント稼ぎのポイント | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

年金以外に収入が殆ど無い私は、例え微々たるものでもポイント稼ぎキャッシュバックに精を出している。しかし、それにはいくつかの盲点がある。最近気になった事例を書いてみる。

 

もう10年以上も前から、例え少額でも出来る限りクレジットカード(以下、カード)で支払うよう心掛けている。それは少しでもポイントを稼いで、家計の足しにしたいからだ。例えば、私がメインに使っているのは「楽天カード」だが、年間に還元されるポイント額の総計は、ばらつきはあるが年間でおおよそ3~5万円になる。家計支出の総額からみたら微々たるものだが、労せずして貰えるのだから貰っておこう。

 

更にカードで支払うと同時に、その店が適用しているポイントも獲得することは当然である。いわゆる「二重捕り」と呼ばれる手で、Tポイント楽天ポイントが代表格で、電化製品ではヤマダ電機のヤマダポイントもそれに該当する。そのヤマダポイントだが、これがちょっと曲者だと最近考えるようになった。それはこういう理由だ。

 

私は電化製品をネットでも買うが、価格さえ折り合えば実店舗でも購入する。その価格だが、ヤマダの値付けは際だって安いとは言えない。しかし、獲得できるポイントを加味するとかなりイイ線になり、他店も検討した上でヤマダに落ち着いてしまうことが多かった。ヤマダで買おうとすると、Apple製品や超特売品以外の殆どで10%のポイントが得られる。この10%はかなり大きい。”10%”と表示を見ると、すぐさま頭の中で電卓がグルグル廻り「これは安い!」という結論になり、最終的にヤマダで買ってしまう。しかし、このヤマダポイント、なかなか使う機会が訪れない

 

ヤマダポイントは買い物の支払い方法で得られる率が異なる。現金では10%のポイントが得られるが、カード払いだと8%に落ちる。この減額はまあ許容範囲。何よりも問題なのは、ポイントで支払うと0%、つまりポイントは一切得られないことだ。ヤマダの値付けは表面的には大して安くはないが、ポイントを考慮するとかなり安い。手持ちのポイントで払えば実質的な支払いは生じないのに、それでは割高な買い物をしてしまうことになるので、現金やカードで支払ってしまう。結局貯めこんだポイントを使う機会をまたしても逸し、1万円分以上溜まっているポイントはいつまで経っても減らないという事態になる。

 

これがTポイントや楽天ポイントならば、何ら問題はない。これらポイントは様々な店で使えるから、その内消費してしまう。しかし、ヤマダポイントにはその汎用性が無い。だからヤマダの実店舗で使ってしまおうと思うのだが、殆ど全ての商品、それも日用雑貨や食料品なども含め「10%ポイント進呈!」と書かれているので、現金やカードで払ってしまうのだ。

 

そこで何か手はないか調べた。すると、ヤマダポイントはヤマダ電機がネット上で展開している「ヤマダウェブコム」や「ヤマダモール」で利用できることがわかった。大まかに言って「ヤマダウェブコム」は主に電化製品、「ヤマダモール」はそれ以外の商品を扱っている。価格は他の巨大ネット通販もあるのでそこそこ安い(決して、バカ安いとは言えない)。もちろんこのサイトで買ってもポイントが付く商品もあるが、実店舗より進呈率が低くかったり、ポイント進呈無しの商品もかなりある。だから、ポイント地獄に陥らずに商品選択ができる。価格さえ妥当なら、使い道のないヤマダポイントはここで吐き出すのがいいだろう。でも、amazonの方が安い場合が多く、ここでもなかなか使う機会がない。

 

今回の教訓は、使い勝手の悪いポイントをいくら稼いでも意味が無いということ。瞬間的に得られるポイントの大小だけに惑わされず、そのポイントの汎用性にも着目し他店と冷静に比べることだ。これが賢いポイント稼ぎにおける、重要な”ポイント”だと最近悟ったのである。