あまくない砂糖の話 | 好きなものに囲まれるくらし

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「大好き!」は元気のもと。大好き!」を選択し続けていたら、
色んなことが変わり始めました。その変化の過程をつづります。
やっぱり「好き」の力はすごい。

なかやまきんに君がおすすめしていた「あまくない砂糖の話」という映画を見ました。

Amazonプライムに入っていると無料で見ることができます。

 

 

 

 

 

健康的な生活を送っている男性が、砂糖の害を確かめるために自らの体で検証していくという内容。

砂糖を全く摂らない生活から、毎日スプーンに40杯相当の砂糖を2ヶ月摂取して、その変化を追っていきます。

 

砂糖をスプーンに40杯と聞くと無理そうですが、甘いシリアルや加糖のヨーグルト、ジュースなどを組み合わせると、あっという間にスプーン20杯くらいまで到達してしまうところが恐ろしい。

そういうものに含まれる砂糖は、分量を感じさせないくらいに自然に食品に溶け込んでいるのです。

 

最初のうちは楽勝に見えるこの実験も、だんだんと体や精神に変化が訪れてきて辛そうになってきます。

まず、お腹が出てくる。

これは、内臓脂肪の蓄積によるもの。

顔周りにも脂肪がついてきて、顔が大きくなってくる。

体型も変化しますが、疲れやすく息切れもしやすくなって運動するのがしんどそう。

精神的には、異常にハイになったかと思うとすぐに元気がなくなって、砂糖を欲しがるようになります。

砂糖を摂取すると一時的には元に戻りますが、長くは続かない。

まさに、「砂糖中毒」の様相になっていくのです。

 

摂取カロリーは実験開始前と変わらないのに、砂糖による摂取カロリーが増えた途端に体型が変わり体重も増える。

カロリーだけで考えたら太るはずがないのですが、「砂糖の大量摂取」という条件が加わると、あっという間に太る。

そのカロリーを「砂糖から摂った」ことが原因としか考えられないのです。

つまりは、何によってそのカロリーを摂取したかが問題ということ。

 

時間が経つにつれ、この男性の表情もぼんやりと覇気がないものに変わっていくのも興味深い。

元気溌剌だったのに、いつも疲れたような表情に変わっていきます。

 

この実験の結果、男性の体内では肝臓の状態が悪化する事態も起きていました。

このままの生活を続けると、糖尿病や動脈硬化、心臓疾患になるかもしれない状況に。

 

実験期間の2か月が経過して、彼は砂糖を断ちます。

すると禁断症状が訪れる。

それを乗り越えると、また元の健康的な状態に戻り、顔も体型もまた溌剌とした男性に変化するのです。

 

これらの経過を見ていくと、砂糖って中毒性があるのがよくわかる。

中毒になると、そこから抜けるのが大変。

禁断症状が辛いので、砂糖断ちが難しくなるからです。

入っていることに気づかないことが多いのも困ります。

 

砂糖を摂りすぎると顔にたっぷりと脂肪が付き、顔色も悪くなる。

肝臓の状態が悪くなると吹き出物が出ることも。

肌がシワっぽくなる様子も見てとれました。

健康面だけでなく、美容面でもデメリットがあります。

 

肉体的な問題だけにとどまらず、メンタルにも悪影響を及ぼすのも困ります。

集中力が続かなくなったり、気分のアップダウンが激しくなったり。

 

砂糖はできるだけ摂らないに越したことはありません。

私も以前は甘いシリアルや加糖のヨーグルトをしょっちゅう食べていました。

あんぱんや和菓子は今でもたまに頂きます。

ケーキやクッキー、ビスケットなんかも時々食べすぎてしまいますし。

 

 

映像として変化の過程を目にすると、流石に「気をつけねば」と気持ちが引き締まりますね。

良いお勉強になる映画でした。

こういう題材は本で読むより映像として視覚に訴える方が、インパクトが強いです。