少し早めに | 好きなものに囲まれるくらし

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「大好き!」は元気のもと。大好き!」を選択し続けていたら、
色んなことが変わり始めました。その変化の過程をつづります。
やっぱり「好き」の力はすごい。

今年の土用丑の日は7月28日(水)ですが、少し早めに鰻を食べに行ってきました。

当日はお店が混むし、ゆっくり出来ないから。

 

「土用丑の日に鰻を食べようキャンペーン」を作ったのは平賀源内で、夏に売れない鰻の販促のためだったらしいし、その日に食べなきゃ効果がないわけじゃない。

 

でも確かに鰻は夏バテに良いビタミンBや良質なタンパク質が豊富だから、やっぱり今頃の時期には食べたくなります。

 

 

土用丑の日前の良い鰻が十分にあるうちに、さっさといただいてしまおうという魂胆です。

 

ウチのあたりは美味しい鰻屋さんが多く、どこへ行こうかよりどりみどり。

ハズレはないので、気分次第で選んでも失敗はまずありません。

おまけに値段も都内よりはずっと安いので、有り難いことです。

この辺りに住んでいて良かったなあ、と思えることの一つ。

 

さて今回は。

鰻屋さんにしては豪勢で素敵なお庭のある川魚料理のお店にやってまいりました。

かといって、特にお高いわけじゃありません。

この辺りの平均的なお値段で鰻をいただけます。

 

最近、このお店の鰻がとみに美味しくなったのは何故なのか。。

理由ははっきりとは分かりませんが、2代目にご主人が変わったからかしら。

 

以前は蒸しておいた鰻を注文後に焼くスタイルでしたが、このところ、注文を受けてから捌くスタイルに。

なので、時間がかかりますと最初に言われます。

 

美味しいうなぎが食べられるのだから、そんなの一向にかまいませんとも!

暇なので、川海老と大根のサラダなどつまみつつ、お庭を眺めてじっと待つ。





やってまいりました、輝くお重が。

息子さんと思しき男性が「お待ちいただけるようでしたら、1、2分、蓋をしたままにしていただくと、更に美味しくなりますよ。」なんておっしゃいます。



更に美味しくなるのなら、もちろん待ちますとも!

 

律儀にスマホのタイマーをセットして待つ。

ようやく蓋を開ける時がきました!

ふっくらと、程よい焼き色の見事なうなぎの登場です。




やっぱり早めに来て正解だったなあ。

コンディションの良い鰻は先着順ですからね。

 

山椒をフリフリして、頂きます。

蒸しもしっかり入り、ふんわりと香ばしく上手に焼けてます。


関東の蒲焼きは、蒸しが深くてふっくらした焼き上がり。

関西は蒸さずに焼くそうですね。


素晴らしい鰻でした。

それこそ、重箱の隅をつつくように綺麗に平らげましたとも。

 

お値段は税込で3,300円です。(サラダは別注)

肝吸いにも、ちゃんと1匹分の肝が入っていて、セットになっているんですよ。



このお値段で肝吸い付きの上鰻重が出せる地域って、そうはないと思います。

いやあ、うなぎ好きにはありがたい。

 

食後は顔がテカテカで。

即座に鰻パワーが体を巡ったようです。

そのテカテカぶりは、翌日以降も続きました。

何より、血行が良くなります。

 

マイペースで食べるタイミングを決めていますが、やっぱりたまには食べたいです。

腹の底から力が湧いてきますから。

しかも、こんなに美味しいなんて。

日本の食事で外国人にお勧めするトップ3に入るんじゃないかしら。

少なくとも、私はそうです。

 

台風が来る前に、そして土用丑の日が来る前に、コンディションの良い鰻を先取りでいただくのはいかがでしょう。