「はなまるマーケット」 2010年5月11日（火）放送
とくまる
朝にも夜にも料理に使ってさわやか！ヨーグルト
５/１１放送の「はなまるマーケット」で、ヨーグルトの特集がありました。
最初にヨーグルトの栄養効果を理化学研究所 農学博士の辨野義己
先生にお聞きしました。
「ヨーグルトに含まれるビフィズス菌や乳酸菌が小腸の免疫力を整えてくれます。 同時に大腸の腸内環境をコントロールする。結果として、便秘や下痢の予防につながるという効果が期待できます。」
調理学博士（食物学）：佐藤秀美さん
「ヨーグルトはカルシウムが豊富です。夜寝ている間に骨が作りかえられるので、 夜ヨーグルトを食べると、カルシウムが効率よく利用されるんです。その結果、骨粗しょう症の予防に役立ちます。」
理化学研究所 農学博士：辨野義己さん
「日本人はヨーグルトの摂取量が少ないんです。夜もヨーグルト食べて摂取量を増やす方が良い。 夜ヨーグルトを食べると翌日の朝のお通じが期待できるかもしれませんね。」
さらに、調理上のメリットもありました。ヨーグルトをお肉に使うと、柔らかくジューシーになるんです。
そこで今日は朝に便利なクイックレシピとヨーグルトを使った料理レシピをヨーグルトの達人達に教えていただきました。
●達人達に学ぶ ヨーグルトのススメ
ヨーグルトの達人に学ぶ朝に便利なクイックレシピ
※今回のレシピは全てプレーンタイプのヨーグルトを使用しています。
腸内細菌のエキスパート、理化学研究所 農学博士の辨野先生
10年前、体重増加や中性脂肪が気になり、ヨーグルトを毎日食べるようになった辨野先生。
「運動も取り入れて、84キロあった体重が72キロに下がりましたし、 体脂肪も中性脂肪も正常値になりました。」
そんな辨野先生の一押しの朝ヨーグルトを教えていただきました。
朝ヨーグルトドリンク
材料（2人分）
・ヨーグルト・・・200cc
・豆乳・・・100cc
・バナナ・・・1本
・抹茶（粉末）・・・小さじ1/2
＜作り方＞
ミキサーにヨーグルト、豆乳、バナナ、抹茶を入れ、ジュース状になったら完成です。
料理研究家の黒川陽子さん。
ご自身のホームページでヨーグルトのレシピや魅力を発信しています。自家製ヨーグルトを5年も育て、様々な料理に活用するヨーグルトマニア黒川さん。
そんな黒川先生のオススメの朝ヨーグルトを教えていただきました。
ヨーグルトトースト
＜作り方＞
焼いたトーストにバターを塗り、その上からお好みの量のプレーンヨーグルトをかけて完成です。
ハニージンジャーヨーグルト
＜作り方＞
お好みのフルーツにヨーグルト、はちみつをかけて、仕上げにショウガ汁を適量かければ完成です。
ショウガの辛み成分が交感神経に働きかけ、眠っている体を目覚めさせてくれるので朝にピッタリ！
後味がすっきりしておいしいとスタジオでも大好評でした。
「作ってあげたい彼ごはん」シリーズで大人気のフードコーディネーターSHIORIさん。
SHIORIさんオススメの朝ヨーグルトレシピです。
「生地にヨーグルトを加えることで、しっとりともちもちとした食感になるんです。」
ヨーグルトパンケーキ
材料（2人分）
・卵・・・1個
・牛乳・・・60cc
・ヨーグルト・・・80cc
・ブルーベリージャム・・・大さじ2
・ホットケーキミックス・・・150g
＜作り方＞
1 ボウルに卵、牛乳、ヨーグルト、ブルーベリージャムを入れて、混ぜ合わせる。
2 1にホットケーキミックスを少しずつ加えダマにならないように混ぜる。
3 テフロン加工のフライパンに生地をひいたら、弱火にして表面にぶつぶつと気泡が出てくるまで焼く。 （油はひきません。ブルーベリージャムが入っていますので、焦げやすいので必ず弱火にしてください。）
4 生地をひっくり返しフタをして2分ほど焼けば完成です。
※ジャムお好みのものを使用して下さったので構いません。
●料理に使えるヨーグルトの底力
調理学博士（食物学）：佐藤秀美さん
「ヨーグルトに肉を漬け込むと、肉が酸性になり、肉がもともと持っているたんぱく質分解酵素が盛んに働いて、 やわらかくなるんです。」
ヨーグルトに漬け込んだショウガ焼き用の肉もパサつくことなく、やわらかく仕上がります。
料理研究家の黒川洋子さんにレシピを教えていただきました。
肉野菜炒め
材料（2人分）
・豚ロース肉（ショウガ焼き用）・・・150g
・玉ねぎ・・・1/2個
・しめじ・・・1/2パック
・めんつゆ（2倍濃縮）・・・大さじ1
・ショウガ・・・1片 （すりおろす）
・塩・コショウ・・・少々
＜作り方＞
1 豚肉はヨーグルトに絡ませてから、冷蔵庫で30分程度漬け込んでおく。
2 油をひいたフライパンに、ヨーグルトがついたままの豚肉を入れて焼く。
3 豚肉に火が通ったら玉ねぎ・しめじを加えて炒めたら、めんつゆ、ショウガ、塩、コショウで味付けをして完成です。
ヨーグルトに魚を漬け込むと、特有の魚臭さが軽減されます。
サバのみそ煮
材料（4人分）
・サバ・・・2切れ
・水・・・100cc
・砂糖・・・大さじ2
・酒・・・大さじ2
・みりん・・・大さじ2
・しょう油・・・大さじ3
・みそ・・・大さじ2
・ヨーグルト・・・大さじ2
＜作り方＞
1 サバの切り身にヨーグルトをまんべんなくつけて冷蔵庫で30分程度置く。
2 冷蔵庫から取り出したら、サバの表面についたヨーグルトをふき取る。 （魚の場合はヨーグルトに臭みが移っていますので、きれいにふき取ってください。）
3 鍋に水、砂糖、酒、みりん、しょう油を入れてひと煮立ちさせる。
4 3にサバを加え、落し蓋をして中火で6分煮る。
5 サバに火が通ったらみそを溶かし入れ煮詰めていく。
6 煮汁にトロミがついたらヨーグルトを入れて完成です。
●オイシー！ヘルシー！ヨーグルトでカロリーダウン
フードコーディネーター：SHIORIさん
「お料理にヨーグルトをちょっと加えるだけでカロリーダウンにつながります。」
マヨネーズ 168kcal 
同量のマヨネーズ＋ヨーグルト 94kcal なんと45％カロリー
マヨネーズ+ヨーグルトの味はサワークリームのような感じで食べやすいそうです。
SHIORIさんにカロリーダウンできる簡単な和え物を教えていただきました。
ピリ辛ゴマみそヨーグルト和え
材料（4人分）
・レンコン・・・200g
【調味料】
・みそ・・・大さじ1
・練りゴマ（白）・・・大さじ1
・マヨネーズ・・・大さじ1
・トウバンジャン・・・小さじ1/2
・ニンニク（すりおろし）・・・少々
・ヨーグルト・・・大さじ2
＜作り方＞
1 レンコンは皮をむいて3ミリ幅のイチョウ切りにする。
2 1を酢を入れたお湯で茹でて、水気を切って冷ましておく。
3 ボウルに調味料を入れてよく混ぜ、水気をふき取ったレンコンを入れてよく和えれば完成です。
※このレシピは根菜なら何でも合いますので、アレンジしてみて下さい。
ヨーグルトを使えば、グラタンだってカロリーダウン！バターと小麦粉で作るよりカロリーは30％ダウンします。
ヨーグルトグラタン
材料（1人分）
・ヨーグルト・・・大さじ2
・マヨネーズ・・・大さじ1
・塩・・・少々
・明太子・・・1/4腹
・ジャガイモ・・・2個
・ピザ用チーズ・・・適量
＜作り方＞
1 ヨーグルトとマヨネーズを混ぜ塩を加える。そこに明太子を加えてホワイトソースを作る。
2 茹でたジャガイモをグラタン用の耐熱皿に並べ、ソースとよくなじむようにフォークで荒くつぶしておく。
3 ジャガイモに1のホワイトソースをかけ、ピザ用チーズをのせて予熱した250度のオーブンで焼き目がつくまで10分焼いて完成です。
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ヨーグルトは朝食べることが多いのですが、夜にヨーグルトを食べると意外な効果が期待できるんだとか。