[海] 西富士宮から 東京山手線内ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和62年6月に身延線西富士宮駅で発行されました、「[海] 西富士宮から 東京山手線内ゆき」の乗車券です。

 

 

名古屋印刷調製のJNR/こくてつの暫定地紋券となります。

 

JRへの移行に備えて国鉄時代に調製された券で、最初の券は経由表記の下に新幹線経由を表わすアンダーラインの印刷が無く、急遽発行箇所で手書きでアンダーラインが記入され、赤鉛筆や赤ペンで記入されたものが殆どですが、この券は蛍光ペンで経由表記全体にマーキングされています。

 

経由表記の「新幹線三島経由」も最初の券だけで、拙ブログの2006年6月4日のエントリ「名古屋印刷 新幹線経由のバリエーション」で申しましたように、後に新幹線への乗換駅を手前に移動した「三島、新幹線経由」に変わり、小児断片の左上に「○幹」の記号が印刷されるようになります。

 

 

 

 

 

券番は1206番となります。

 

 

この券はJRとなった昭和62年4月1日に0001番から発売が開始されたものと推察され、2ヶ月余り経過後の券番となりますから、平均すると1日に15枚以上が売れていた計算となり、発売枚数の多い券となりますが、さらに発売枚数の多い発売箇所では、6月の時点でJRとなってから追加で調製されたと思われる、経由表記の下にアンダーライン、小児断片に「○幹」の記号が印刷されたJNR/こくてつの暫定地紋券が出ておりました。