くりはら田園鉄道公園 くりでんミュージアム | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

平成19年4月1日に全線が廃止となりました、「くりはら田園鉄道」の若柳駅跡に開設された「くりはら田園鉄道公園」の「くりでんミュージアム」の入館券です。

 

 

 

赤線が印刷されたB型硬券で、上段が「一般入館券」、下段が「小・中学生入館券」となります。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

券番は5ケタで、ナンバリングマシンによる手押しと見受けられます。

 

 

 

 

 

「くりでんミュージアム」の館内にはダッチングマシンの体験コーナーがあり、体験用の硬券も用意されておりました。

 

 

「栗駒から 若柳ゆき」の乗車券を模した券です。

 

入館券のダッチングマシンは「菅沼タイプライター」製でしたが、体験コーナーのダッチングマシンは「天虎工業」製が用いられていました。

 

 

 

 

 

この模擬券には青色の地紋が印刷されています。

 

 

「くりでん」の文字で囲まれた中央の部分は、左から「栗原鉄道」、「栗原電鉄」、「宮城中央交通」、「くりはら田園鉄道」の順に、くりでんの経営を担ってきた会社の社章、その右側に「くりでんミュージアム」を表わす「KDM」の文字が配されたオリジナル地紋です。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

券番は無く、「くりはら田園鉄道公園」と印刷されています。

 

 

 

 

 

体験用の模擬券と同じ区間の、くりはら田園鉄道の「栗駒から 若柳ゆき」の乗車券の実券です。

 

 

 

模擬券に印刷された「720円」は、「くりはら田園鉄道」廃止時の栗駒~若柳の運賃と言う事になります。

 

体験用の模擬券は、「くりはら田園鉄道」の乗車券類を調製しておりました「日本交通印刷」の券に非常に似ておりますが、用紙の色が最初にご紹介いたしました入館券と同じで、「日本交通印刷」の用紙の色とは異なっています。