流鉄 運賃改訂~8 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

流鉄の運賃改訂の8回目です。

 

昨日のエントリでご紹介いたしました旧社名の(総武流山電鉄)表記の券ですが、27年前の平成9年(1997年)3月に同じ区間の同じ運賃の券を購入しており、券面表記の活字の間隔に違いが見られますので、調製された時期は異なるものと推察されますが、印刷のロットが異なっていても券面に印刷された運賃は同じなので、恐らく27年前から券番は連番であるものとして、発売最終日の2024年3月31日発行の券と27年前に発行された券の券番を比較してみました。

 

いずれも上段が27年前の平成9年(1997年)3月に購入いたしました券、下段が昨日のエントリでご紹介いたしました運賃改訂前日の券となります。

 

◆「流山↔鰭ヶ崎」 大人小児用

 

  

 

 

  

 

27年間の発売枚数は約3640枚、1日あたりの平均発売枚数は0.3枚程で、1ヶ月あたりの平均発売枚数は11枚程だったものと思われ、黄色味を帯びた「山口証券印刷」の現行の用紙の券が調製されています。

 

 

 

 

 

◆「小金城趾↔流山」 小児専用

 

  

 

 

  

 

27年間の発売枚数は約2860枚、1日あたりの平均発売枚数は0.2枚程で、1ヶ月あたりの平均発売枚数は10枚に満たなかったものと思われますが、こちらも黄色味を帯びた「山口証券印刷」の現行の用紙の券が調製されています。

 

 

 

 

 

 

◆「流山↔小金城趾」 大人小児用

 

  

 

 

  

 

27年間の発売枚数は約2220枚、1日あたりの平均発売枚数は0.2枚程で、1ヶ月あたりの平均発売枚数は6枚程だったものと思われます。

 

 

 

 

 

◆「鰭ヶ崎↔流山」 小児専用

 

  

 

 

  

 

27年間の発売枚数は約1480枚、1日あたりの平均発売枚数は0.15枚程で、1ヶ月あたりの平均発売枚数は5枚に満たなかったものと思われます。

 

 

 

 

 

◆「平和台↔小金城趾」 小児専用

 

  

 

 

  

 

今回ご紹介いたしました5口座の中で最も売れ行きの悪い口座で、27年間の発売枚数は約1000枚、1日あたりの平均発売枚数は0.1枚程で、1ヶ月あたりの平均発売枚数は3枚程だったものと思われます。

 

昨日のエントリでも申しましたが、 「流鉄」では消費税率が10%に引き上げられた2019年10月1日に運賃改訂を実施しており、大人小児用の券は運賃変更印、小児運賃が「70円」の券は10円未満の端数整理の関係で運賃が据え置かれたのですが、今回ご紹介いたしました5口座は、「流鉄」となってから15年8ヶ月間継続発売しても、旧社名の(総武流山電鉄)表記の券の在庫を払い切るに至りませんでした。