(拓殖鉄道) 鹿追から 鹿越ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

廃札券となりますが、昭和43年10月に廃止されました、北海道拓殖鉄道の鹿追駅発行の「鹿追から 鹿越ゆき」の国鉄線連絡乗車券です。

 

 

JNR/こくてつ青地紋券で、国鉄札幌印刷に委託して調製された券となります。

 

社名表記は(拓殖鉄道)と略記され、北海道拓殖鉄道線と国鉄線の接続駅は根室本線新得駅でしたが、この券には接続駅も含めて経由の記載は全くありません。

 

この券は2等券となりますが、国鉄が3等級制から2等級制に移行したのが昭和35年7月1日で、鹿越駅の営業廃止は昨日のエントリで申しましたように昭和41年9月28日でしたから、この券は6年程しか発売されなかった事になります。