臼井から 30円 2等 地図式乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和43年4月に上山田線臼井駅で発行されました、「臼井から 30円 2等」の地図式乗車券です。

 

 

門司印刷調製の券となります。

 

有効区間は非常に太い線で描かれており、左側の飯塚方の隣駅「平恒」は発駅から太線で結ばれておりますが、右側の上山田方は隣駅の「大隈」までは当時の初乗り運賃の20円であったため、この部分は細線で描かれています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

最下段の「臼井駅発行」の右側の「○12」の記号は循環番号と思われます。

 

上山田線は国鉄からJR九州となった昭和63年9月1日に全線が廃止となり、この図版に記載された駅は、筑豊本線との接続駅であった飯塚駅を除いて全て廃駅となっています。