○ム 南神城から 神城ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昨日のエントリで申しました、南神城駅では「かつてスキーシーズンには乗車券類の発売が行われており」の乗車券をご紹介いたします。

 

昭和58年1月に発行されました、「○ム 南神城から 神城ゆき」の常備片道乗車券です。

 

 

新潟印刷調製の券となります。

 

当時の長野鉄道管理局の簡易委託駅発売の乗車券の様式で、発駅の左側に「○ム」の記載があり、発行箇所は「南神城発行」と「駅」の入らない記載となっています。

 

長野鉄道管理局のA型とB型の硬券は、昭和58年1月の段階ではまだ新潟印刷の調製の券でしたが、4月頃より民間外注印刷で調製された券が登場して徐々に切り替わり、昭和59年4月20日の運賃改訂の新運賃券から全面的に民間外注印刷調製の券となりましたが、南神城駅の民間外注印刷調製の券は未見で、JRとなってからの券も見ておりませんので、南神城駅の乗車券類の簡易委託発売は、国鉄時代の昭和58年頃に終了した可能性が高いと思われます。