筑西市広域連携バス 実証実験運行開始 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

去る10月1日から、「筑西市広域連携バス」の実証実験運行が開始されました。

 

案内のパンフレットです。

 

 

 

「筑西市広域連携バス」は、JR水戸線下館駅北口から明野地区を通り、筑波鉄道の旧筑波駅である筑波山口を結ぶ路線で、拙ブログの2008年4月3日のエントリ、「関鉄パープルバス さよなら乗車記念券」でご紹介いたしました、かつて「関鉄パープルバス」が運行し、2008年4月1日に廃止となりました「下館~大村~筑波線」と同じルートで運行され、実質的にこの路線バスが8年半振りに復活した形となりましたが、「下館~大村~筑波線」時代のバス停の数は起終点を合わせて37箇所に設置されていたのに対し、今回の「筑西市広域連携バス」のバス停は、以前の半分以下の15箇所への設置となっています。

 

 

 

 

 

下館駅北口で発車を待つ「筑西市広域連携バス」筑波山口ゆきです。

 

 

下館駅北口のバス停は、廃止となりました「下館~大村~筑波線」と同じ場所に設置され、上屋は廃止後も残されていたものがそのまま使用されています。思えば「下館~大村~筑波線」の廃止によって、下館駅に発着する定期路線バスは全て廃止となってしまっていたのですが、今回8年半振りに定期路線バスの発着が復活した事になります。

 

 

 

 

 

バス停のデザインは、運行を担当する「関鉄パープルバス」の一般路線バス区間のデザインでは無く、専用のデザインのものが設置されました。

 

 

上部に描かれたキャラは、筑西市マスコットキャラクターの「ちっくん」です。

 

 

 

 

 

運賃は全区間均一で、大人200円、小児100円と低廉に設定されました。

 

 

 

 

 

 

パンフレットにも記載がありますが、「筑西市広域連携バス」は筑波山口で、つくばセンター発着の「つくバス北部シャトル」に相互に接続しており、相互間の乗継には大人のみ100円の割引が適用されますので、このため乗継割引券が2種類設定されました。

 

◆「筑西市広域連携バス」→「つくバス北部シャトル」乗継割引券

 

 

 

「筑西市広域連携バス」車内で発行される券で、上段は表面、下段は裏面です。日付印は運行を担当する「関鉄パープルバス」のゴム印となります。

 

 

 

 

 

◆「つくバス北部シャトル」→「筑西市広域連携バス」乗継割引券

 

 

 

「つくバス北部シャトル」車内で発行される券で、日付印は運行を担当する「関東鉄道」では無く、「つくバス」の運行主体である「つくば市」のゴム印となっています。

 

 

 

 

 

筑波山口での下館駅北口ゆきです。

 

 

後方に停車しているのは「つくバス北部シャトル」で、下館駅北口~つくばセンター間は筑波山口での乗継割引により、大人は500円で乗車出来る事になります。

 

今回の「筑西市広域連携バス」の運行は、来年3月31日までの実証実験となり、4月1日以降の運転継続は、実証実験の結果を踏まえて決定されるものと推察されますが、せっかく復活した路線バスだけに、実証実験で終わらせてしまうのは勿体無く、利用者数が増えて本実施となる事を祈るばかりです。