JRバス関東 南筑波線一部区間廃止 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

廃止ネタが続きまして、申し訳ございません。もう少々お付き合い下さいませ。


3月31日のエントリでJRバス関東 常磐支店一般路線バス廃止 をお伝えしましたが、同日でJRバス関東南筑波線のうち、篠崎転向場~下妻上町~松本も廃止され、土浦~古河がJRバスで繋がらなくなりました。

こちらは廃止を記念して、硬券の記念乗車券が発売されましたので、紹介いたします。

                    さようならJRバス南筑波線 台紙

     さようならJRバス南筑波線 篠崎転向場→下妻上町    さようならJRバス南筑波線 松本→下妻上町

ご覧のように日付は印刷ですがA型硬券2枚組です。記念券とは言えJRB地紋の硬券は珍しいと思います。金額の数字のフォントや紙質から見て、私見では日本交通印刷(名古屋市)の券のように思えます。



この路線は、科学万博開催寸前の昭和60年3月12日に全線を乗車しておりますが、やたらに細い道を走っていた事が思い出されます。古河行のバスであったのに途中の下妻上町で他のバスに乗り換えとなり、その際に下妻上町駅のバス乗車券を購入する事が出来ましたが、下妻上町駅は関東鉄道常総線下妻駅から離れた街中で、特に繁華街でも無い場所にありました。以下は当時購入した乗車券です。

     ○関 国鉄バス 土浦→50円区間    ○関 国鉄バス 古河→50円区間

     下妻上町から50円区間ゆき    ○関 国鉄バス 下妻上町→70円区間

              今回の廃止で、下妻市からJRバスの路線が消えてしまいました。



                  

               以下、当方が所持する南筑波線関連の券を紹介いたします。

     土浦⇔村貫    古河⇔今鹿島

     下妻上町⇔砂沼    下妻上町⇔東若【小児】

     (関)常陸大村→140円区間    (関)恩名から45円区間ゆき

   上の4枚は相互式で、昭和40年代中期頃まではこの様式であったようで、後に金額式となります。

下の2枚はバス停周辺の個人商店等に発売を委託した簡易委託乗車券です。関東地方自動車局では硬券が使われておりました。裏面にはいずれも土浦自動車営業所発行と記載されております。



最後に、 発行は霞ヶ浦線内(土浦~佐原)ですが、南筑波線の駅名も記されている土浦自動車営業所の車内乗車券を紹介して、結びとします。

                     国鉄バス車内券 土浦自動車営業所乗務員発行

    しかし大型の券となると、サムネイルが小さくなってしまうんですね。これも仕様なんでしょうけど。