最近、タイムリープとか、タイムパラドックスとか、パラレルワールド、マルチバースみたいな映画がすごく多いような気がします。今日見た映画「神回」なんかは、まさにタイムループ映画なんだけど、何回も何回も同じ場面が繰り返す（同じ場面に巻き戻る？）というやつです。演じてる本人は、また、同じところに戻るのか？と焦りまくり、だんだん変になってきて、どうせ巻き戻るんなら死んじゃったほうがいいとか、女の子にいたずらしちゃおうかとあ、いろんな思いで、同じシーンを迎えるわけです。巻き戻しもあそこまでいくと、ヘロヘロになってしまうというか、ぐったり疲れてしまいます。精神的に悪い映画です… ただ、見ている方は、これはどうなるんだろう？と、ハラハラドキドキしちゃって、時間があっという間に過ぎたという気もあります。ということで、映画「神回」でございます！
主役を演じているのは、青木柚くんです。映画「うみべの女の子」の男の子ですね。可愛い女の子と絡みがあって、なかなか羨ましかった俳優さんです。今回も、可愛らしい顔をしていながら、なかなか暴力的というか、狂気的というか、意外な方向にも振り切れちゃう役者さんです。
お相手の坂ノ上茜さんは、何かの作品で見たことあったっけ？ お名前は聞いたことがあるんだけど、ちょっと記憶にはなかったです。可愛らしい雰囲気をもっていますが、なんと２７歳なんですね？ 高校生役でもいけてました… 素敵なお姉さんって感じの子でした…（ま、年齢を聞いてからのことですけど）
前半は、ほぼ二人での出番でした… 何度も何度も繰り返すんだけど、微妙に少しずつ前に進んでいくというか、解決のために一生懸命に動いていく、面白い展開でした。前半がすごく面白く感じました… 見ごたえがありました… そういう意味で考えると、後半はちょっと尻すぼみって感じだったかな？ 解決編といった感じなので、種明かしというか、結末に向かっていくんだけど、なんだか切ない展開で、不思議な感覚になってしまいました… ずっと、高校生二人の物語でもいいのかなと思っていたんだけど、予想外の展開になってしまいました。
Yahoo映画の作品解説より
男子高校生がタイムループから抜け出そうともがく様子を通して、人間の多様な感情を映し出したSFドラマ。文化祭の打ち合わせを始めた主人公が、5分前の状況を繰り返していることに気づくも、ループから抜け出せずに混乱していく。東映ビデオによる新たな才能を発掘するためのプロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」の映画化第1弾。
映画としては、なかなか面白かったと思っています。若干、なんでそんな方向に…と思ってしまうシーンがいくつかあって、それは個人的には残念だったんだけど、すべて終われば、あれも必要だったのかと思っています。キャストのみんなも語ってましたが、一度脚本を読んでも理解できないという、かなり難易度の高い物語になっていると思います！
タイムループとか、実際にありえないような展開を見るのは、映画ならではですから、これはこれでいいのかと思いました… 個人的には、坂ノ上茜さんがすごくいい雰囲気だったので、見ていて楽しかったです。ちょっとドキドキしちゃう場面もありましたしね…