毎日、常に新鮮で、新鮮な小さな喜びで満ちている 映画「PERFECT DAYS」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

まさに、日本を代表する俳優・役所広司さんと、ドイツの名匠・ヴィムヴェンダース監督の最強コラボでした…(ホームページには、美しいセッションと書かれていましたが…)

 

ほんとうに素晴らしい映画でした… 映画「PERFECT DAYS」、カンヌ国際映画祭のコンペ作品に選ばれた映画です! なんと、役所広司さんが、日本人俳優としては、柳楽優弥さん以来二人目となる、19年ぶりにカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞した作品です! そういう目で見ているというひいき目もありますが、役所広司さんはホントに素晴らしかったです! 最高でした~

 

 

とっても静かな映画です! 地味な映画という部類に入るのかもしれません… 役所さんは特に無口なおじさんの役なので、ほとんどセリフもなく、時折流れる音楽だけが流れる映画館だったと思います! ある意味、貴重な映画です!

 

役所さんは、朝早く起きて、植物に水をやり、缶コーヒーを買って、都内各地の公衆便所の清掃に出かけ、昼はベンチでコンビニから買ったサンドイッチを食べ、仕事終わりには銭湯に行き、夜は酒場で酒を飲む… 同じような毎日が繰り返されるだけなんです… 車の中ではカセットテープで音楽を聴き、休日には古本屋に行く、そんな毎日です! 木漏れ日の写真を撮るのが、ものすごく印象的なシーンになっています。 隣でサンドイッチを食べていた女性は誰だったんだろ?(笑)

 

2度ほど役所さんが泣くシーンがあったんだけど、あれにはどんな意味があったのかなあ? いろいろ想像できちゃうんだけど、わからないままの方がなんか良さそうな気がする… 田中みんさんが出てきたり、まさかの三浦友和さんが出てきたり、麻生祐未さんが出てきたり、意外に豪華な俳優陣が脇を固めています! 一人でなんか訳わからないことを喋りまくってる柄本時生くんが、ウザいけどなかなかいい役だったと思います! 彼にはいつも癒されます! ちょっとイラっとしますけど…(笑)

 

 

映画.comの作品解説より

「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」などで知られるドイツの名匠ビム・ベンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる男優賞を受賞した。

 

 

こういう映画を見ると、毎日のルーティンってすごく大事な気がしますよね? それを狂わされると、人間ってなかなか対応できないのかもしれませんけど、そんな日々もまた、美しいと思える余裕がやっぱり必要なのかな…

 

もう少し詳しく知りたかったなという部分もありますが、そういう細かいことは別にいいかな?という気持ちで見られるから不思議な映画だと思います! こんなにも地味な映画ですけど、感動は深いですよね? 役所広司さん、マジ最高でした! あ、石川さゆりさんも、素敵でしたよ! 素敵な歌声も聴かせてもらったし…

 

フィクションをドキュメンタリーのように撮るヴィム・ヴェンダース監督、素晴らしいです!