映画を彩る素晴らしい音楽ばかり… 映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

今、秋田の御成座でちょうど上映をしていますが、なかなか向こうまではいけないので、DVDレンタルで我慢します! ずっと見たかった映画「モリコーネ 映画が恋した音楽家」のDVDがようやく届いたので、念願の鑑賞でございます! 実は、昨日一度見て、今日また、再度見直したという感じでございます!

 

とても著名な音楽家で、名前は良く知っているし、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の音楽が大好きなので、それだけで素晴らしい音楽家だということはよく知っていたのですが、この映画を見て、「え?この映画も?」「これもなの?」という映画ばかりだったことに驚いております… それにしても彼の音楽は凄いです! っていうか、凄すぎました… 曲が始まると、途端にモリコーネ作曲だってわかっちゃうほどのインパクト… 一度聞くと、忘れられない曲ばかりって感じがしました…

 

 

初期のモリコーネ、映画音楽に対して、まったく前向きになれてなかったことがわかりました… 完全なる劣等感だったんですね? 映画音楽なんて、芸術的価値が低く、すぐにやめようと思っていたみたいです! このころの有名な作品といえば、「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」だったんだけど、映画も自分の作った曲も、嫌いだったみたいですもんね… ずっと、これが終わったら辞める、来年には辞めるみたいな感じでした…

 

師匠の影響もあって、クラシック音楽に進まなかった自分への葛藤の気持ちが大きかったみたいです… 葛藤しながらも、数々の映画音楽の仕事をこなすごとに、どんどん素敵な音楽が生まれていったという感じなんでしょうね… クラシックの高度な技術や、ノイズを多用した実験音楽との併用… 全く新しいアレンジを生み出し、「編曲を発明した」とも言われています…

 

映画後半からの盛り上がりは凄かったです… なんといっても、映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ミッション」のあたりの音楽は、もう感動、大感動なんですよね~ このあたりからは、モリコーネをバカにしていたような音楽家までが、彼に謝罪の手紙を書くなど、評価は一変するんですよね… そして、名曲「ニュー・シネマ・パラダイス」です! これがやっぱり最高だと言えるやつなんだけど、これ以上の音楽がたくさんあるんで、ますます驚いております…

 

 

 

Yahoo映画の作品解説より

『荒野の用心棒』『アンタッチャブル』など多数の映画音楽を手掛けてきたエンニオ・モリコーネ氏が、自らの半生を回想するドキュメンタリー。かつては芸術的地位が低かった映画音楽に携わり、何度もやめようと思いながら続けてきた日々を振り返る。『ニュー・シネマ・パラダイス』などでモリコーネ氏と組んだ、ジュゼッペ・トルナトーレが監督を担当。

 

 

アカデミー賞作曲賞には、5回もノミネートされて、ずっと受賞は逃していたんだけど、評価が見直されるような形で、先に名誉賞をいただき、その後、6回目のノミネートでようやく作曲賞を受賞したんですね! それが、私の見たことのある映画「ヘイトフル・エイト」だったことに、またビックリではありました。

 

クリント・イーストウッドやブルース・スプリングスティーン、クインシー・ジョーンズやハンス・ジマー、クエンティン・タランティーノ、ウォン・カーワァイなどなど、さまざまな著名人たちが、彼のことを褒めまくるインタビューがまた、最高なんですよね~ また、ドキュメンタリー映画なので、彼自身も登場するのですが、曲のことを話すのがとっても楽しそうなのが印象的です!

 

彼の作った音楽を聴くだけで、映画が見たくなるのが不思議です! 今まで、自分には合わないかもと敬遠してきた映画がたくさんあるんだけど、彼の音楽を聴くために、今まで見たことのない作品を見てみたい、そんな気持ちになりました!