「若年性乳がん」という病気、あるんですね? 正直、まったく知らなかったな… ちなみに、この映画のホームページを見ると、「乳がん」というのは日本人女性においては、一番高い罹患率なんだそうで、年間で約9万人の女性がかかっているんだそうです。35歳未満の「若年性乳がん」にかかってしまった人は、この中の約3%と言われているみたいですが、この数値はどんどん高くなっているんだそうです…
映画「あつい胸さわぎ」は、この「若年性乳がん」と「恋愛」を大きなテーマにして作られた作品です。各所で大きな話題になった舞台作品の映画化なんだそうです… 揺れ動く母娘を演じるのは、常盤貴子さんと吉田美月喜さん。吉田さんはお初かな? 「ドラゴン桜」に出ていた女優さんらしいです…
まずはやっぱり、主演の吉田美月喜さんですかね? まさかの「乳がん」で揺れ動く女子大生役を熱演です… 「まだ恋もしたことないのに…」「おっぱいを触られるってどんな感じ?」 そんな純粋すぎる言葉の一つ一つが、とにかく重く突き刺さるって感じでした… 当然ですよね… 恋に憧れるお年頃… 特に、今現在好きな人がいるってことですから…
そして、当然本人のツラさはわかりますが、母親としての在り方というか、そばにいるツラさというのも、きついですよね… 特に、自分の一人娘がそんなことになったら、絶対に苦しいですよね…(代わってやりたくても代われないだろうし) 常盤貴子さんの明るさが、逆に見ていてツラくなってしまう場面も…
母と娘だけを見ていても、いろいろ考えさせられる映画ではありますが、二人に関わる重要な役として出てくる俳優さんたちが、みんななかなかいいんですよね… 上司役の三浦雅己さんも、いろいろ訳ありでしたし、共通の友人って感じの前田敦子さんなんか、なかなかの存在感なんですよね… ホント、いい女優さんになりました…
恋のお相手、奥平大兼くんとは、大きくすれ違ってしまったし、佐藤緋美くんの役も、よかったんですよね… 最後はちょっと泣けちゃいましたし…
Yahoo映画の作品解説より
港町の古い一軒家で母・昭子(常盤貴子)と二人で暮らす武藤千夏(吉田美月喜)は、念願の芸大に合格する。作家を目指す彼女は、授業で出された創作課題「初恋の思い出」に苦慮しつつも、初恋の相手である幼なじみ・川柳光輝(奥平大兼)と再会したときの胸の高鳴りを小説につづろうとする。一方、母の昭子も職場に赴任してきた木村基春(三浦誠己)の存在が気になっており、久々のときめきに胸を弾ませていた。ある日、昭子は千夏の部屋で見つけた乳がん検診の再検査通知に動揺する。
なかなか前向きになれない、大きな問題だと思います… 母と娘のこれからの方が、もっと大きな問題がおきそうですし… 言葉って、勇気も与えられるし、逆に簡単に落ち込ませることもできるし、なかなか難しいですよね…
見た人は、たぶん絶賛というか、高評価をあげられる何かがあるんじゃないかと思います… いろんな意味で、応援はしたくなる、そんな映画になってるかな? 自分も、何か頑張らないとなという気持ちにはなってます!