世界で最も悲劇的な人生だったという女性といえば、かなり上位にあげられるのは、やっぱりダイアナ妃ですかね? もしかしたら最上位としてノミネートされちゃうのかもしれませんね… 彼女が亡くなった後、普通に世の中が進んで、イギリスの王室も、何事もなかったかのようにみんなしているのは、ちょっと不思議でしょうがないんですけどね…
昨年(2022年)の秋、ダイアナ妃の没後25年を記念した形で、ドキュメンタリー映画「プリンセス・ダイアナ」と、映画「スペンサー ダイアナの決意」の2本が、続けて公開されました。(「ダイアナ・プロジェクト」発動って感じでしたね)
映画「スペンサー ダイアナの決意」の方は、アカデミー賞で、主演のクリステン・スチュワートが主演女優賞にノミネートされるなど、大注目された映画のようです。表情とか雰囲気がかなり似ていてビックリしました。
いろいろあったダイアナ妃の人生ですが、こちらの作品は、1991年のクリスマスの出来事だけをクローズアップした作品でした… 結末がまったくわかっていなかったので、最後どんなふうに終わってしまうのか、ものすごくドキドキしながらの鑑賞でした…
このころのダイアナ妃が、夫の浮気が始まって、離婚が噂されたり、王室のしきたりにかなり悩んでいて摂食障害を患ったりするなど、一番最悪の時期だったことが、本当によくわかりました… 正直、世界中に愛されていた彼女が、「ムカつく!」とか「イラつく!」なんて言ってる姿は、見たくはなかったという気持ちでいっぱいです…
全編通してイライラしたり、落ち込んだり、完全に病気の状態だったと言えるのかと思いました… 王室という、まったく自分の自由にならない場所に、ずっと悩み続けながら過ごさなければいけなかったんでしょうね? 彼女の苦しさばかり、という映画になっていました。二人の子供といるときだけは、母親って感じがしてましたけどね…
Yahoo映画の作品解説より
1991年のクリスマス。ダイアナ妃(クリステン・スチュワート)は、クリスマスを祝うために王族が集まるエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスへ向かう。チャールズ皇太子との関係は冷え切っており、不倫や離婚がうわさされているにも関わらず、周囲は平静を装っていた。ダイアナは、外出しても他人からの視線を感じ、自分らしくいられる場所がないことに追い詰められていき、やがて限界に達した彼女は、ある決断を下す。
ダイアナ妃の方も、もっと自由奔放だったのかと、正直思っていた部分があったのですが、彼女は全く 普段見ている姿とはかけ離れていたのが、ちょっと残念でしたね。このころは、男性の影はまったくなかったみたいですもんね? この年のこの事件がきっかけで、彼女は大きく変わっていくということになるのだと思います… ここからの彼女をもっと見たかったといきもちはありますね~
世界中で愛されていた女性が、こんなに苦しんでいた姿、今になってこんな形で見ることになって、正直複雑というか、見なきゃよかったな、見たくなかったなというのが正直な気持ちです。