オレオレ詐欺とか振り込め詐欺って、日本独特の犯罪なのかと思っていたんですが、お隣韓国でも、かなり深刻な社会問題になっていたんですね？ しかも、その手口というのが、まったく同じような感じなんですね？
ということで、韓国の映画「声 姿なき犯罪者」でございます！ 主役は、元刑事のソジュン（ピョン・ヨハン）です！ 自分が現場作業員として働いている建設現場が、振り込め詐欺の標的になってしまったんですよね… 自分の妻を含めたたくさんの人が大金を盗まれたので、お金を乗り戻そうと、中国まで行って、たった一人で振り込め詐欺のアジトに潜入するという物語。ちょっとやり過ぎな感じはしましたが、なかなか楽しめる話だったと思いました！
まずは、お隣の国、韓国でも「振り込め詐欺」が蔓延しちゃってることに衝撃を受けました… しかも、その手口はさらに巧妙に、さらにしつこくなっちゃっているんですよね… 韓国映画ならではの激しい演出部分も含めて、ものすごい映画になっていたと思います！
やはり、悪者を演じている俳優さんたちが、本当に上手で、本当に憎たらしいですよね～ 俳優さんのことはあまりよくわからないのですが、主犯格を演じたキム・ムヨルとか、本部長役のパク・ミョンフンとか、本当に憎たらしく見えちゃうんですよね… 悪役がいい役者さんだと、やっぱり映画は盛り上がります！ ただ、主役のピョン・ヨハンさんが、負けず劣らず、悪役みたいな風貌で、たった一人で勝手に戦っちゃってるんですけどね…
それにしても、あの巨大な犯罪組織、あまりにもリアルでしたね～ あんな大勢で、大きな場所で、一斉に働いているのかと思うと、やっぱり恐怖を感じますね！ 個人的には、小さな事務所で数名で働いているというイメージしかないのですが、あれじゃあ、完全にコールセンターですよね？ 台本までバッチリあって、チームワークというか、連携もしっかりしていて、あれには騙されちゃうよねって感じがします！
Yahoo映画の作品解説より
韓国・釜山の建設現場で働く作業員たちが振り込め詐欺の標的となり、大勢の人々が大金を失う。そこで働く元刑事のソジュン(ピョン・ヨハン)は被害に遭った妻や仲間たちの30億ウォンを取り返すため、詐欺犯の追跡を開始する。手掛かりをつかんだ彼が中国にある建物に潜入すると、リーダーのクァク(キム・ムヨル)が仕切る巨大詐欺集団が振り込め詐欺を行なっていた。新たに300億ウォン規模の詐欺計画が進行していることを知ったソジュンは、壮絶な復讐(ふくしゅう)をもくろむ。
どんどん悪質になっていく凶悪犯罪、なくなるどころか、年々増え続けているという現実… いったいどうやったら、どんなことに気を付けていたら、騙されずに生きていけるんだろうか？ 大変な世の中になってるなという印象です！
それにしても、あんな形で儲かってる人がいると思うと、なんだか気持ち悪いですよね… なんだか悔しい気持ちでいっぱいです！ こんなふうに無理を承知で潜入するとかしないと、なかなか解決しないのかもしれません… 命がけですよね…