本当のことは、二人しか知らない… 映画「流浪の月」は、悲しみが半端ない… | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

今、巷で話題の映画「流浪の月」を見ました… 皆さんが大絶賛しているとおり、本当に凄い映画でした! 広瀬すずさん、ホントに可愛かったな~ 横浜流星さんの狂気の演技、素晴らしかったです… そして、松坂桃李さんに関しては、役者としての凄みというか、役作りの大事さを教えてもらいました… あれだけ減量して望んだ撮影、頭が下がります…

 

本作の主役3人の演技合戦、堪能させていただきました… 簡単に、面白かったと言える作品ではないですね… 終始、重苦しい展開が続きますが、見終えてよかったなと思える映画だったと思います!

 

 

帰れない事情がある更紗と、そんな彼女がほっておけなくて家に招き入れた文、二人の幸せだった同居生活は、数ヶ月続いたんですよね~ 世の中から見ると、誘拐犯と被害女児です… でも、二人にとっては、お互いに愛すべき存在… もちろんそれは、愛と呼べる関係ではなかったかもしれません…

 

そして、まさかの再会… 二人とも、新しい生活が順調にいっていたと思うんだけど… 結局、お互いがお互いのことを必要としていたというか、惹き付けられる何かがあったんでしょうね? 最後に頼りたくなるのは、そこだったみたいです…

 

何度も何度も、正直に本当のことを話せば、周りの人たちにも理解してもらえたんじゃないかと思った映画でした… でも二人は、そんなことは絶対にしませんでした… 理解してもらえないということは、わかっていたんですよね~ そんな二人を演じた広瀬すずさんと松坂桃李さんには、感動しかなかったですね~ 幸せになって欲しい二人でした…

 

 

Yahoo映画の作品解説より

雨の公園で、10歳の少女・家内更紗がびしょ濡れになっているのを目にした19歳の大学生・佐伯文。更紗に傘を差し出した文は、引き取られている伯母の家に帰りたくないという彼女の気持ちを知り、自分の部屋に入れる。そのまま更紗は文のもとで2か月を過ごし、そのことで文は誘拐犯として逮捕されてしまう。被害女児、加害者というらく印を押された更紗と文は、15年後に思わぬ再会を果たす。

 

 

いつも不安を感じているような横浜流星さんの役に関しても、あの狂気的な演技はともかく、個人的には感情移入できる役だったかと思います… 役として、こんなこともできる俳優さんだったんだと、感心してしまいました… ただ、彼には幸せは訪れることはないのかもと、思わされる部分もありました…

 

多部ちゃんは、ちょっと今ひとつな役だったかな? なんだか、もう少しなんとかならなかったのだろうか… 彼女はちょっともったいなかったな…

 

個人的にMVPをあげるとしたら、やっぱり白鳥玉季ちゃんですかね~ ちょっと大人っぽくなってきた彼女には、期待しかないですね~ 生意気な雰囲気、天真爛漫な雰囲気、子役としての働きは、もう、これで最後かな? あとは、素敵な女優さんになることを願うばかりです…

 

正直、この映画のラストは、あまり好きじゃないんですよね… 身体的なもので、片付けて欲しくなかった気がします… どういう原作だったのか、少し読み直して見たい気がします… なんか、あまりにも切なくて、ただただ切なくて、見終えてからずっともやもやしてるんです… 哀しくてしょうがない…