倉科カナさんと篠原ゆき子さんという二人の女優さん。結構好きなタイプの女優さんの共演と言うことで、かなり期待値をあげていました… 特に篠原ゆき子さんに関しては、映画「共喰い」で初めて見た女優さんだったのですが、その後はほとんど活躍が見られず、いったいどうしちゃったんだろ？と心配していたのですが、いきなり「相棒」に大抜擢されて、少しだけブレークした感じですよね～ 倉科カナさんに関しては、秋田県が舞台の映画「遠くでずっとそばにいる」なんかにも出演して、舞台挨拶でその可愛らしさを見ることができましたが、一気に人気女優の仲間入りをした感じがしますよね～ テレビ朝日のドラマで、よく見る二人の共演になります！
二人が大きな画面に出てくれるだけで、たぶん満足できる作品になっているんじゃないかと想像していたのですが、高畑淳子さんの存在だけで、もろくもその想いはかき消されてしまいました…（笑） それほど、高畑淳子さんのこの役は、インパクトありすぎでした…
映画「女たち」、主役は篠原ゆき子さんでしたね～ 年老いて、体が不自由な母親（高畑淳子）との二人暮らしです。自然豊かな、緑がまぶしい田舎町での生活なので、美しい景色に癒やされて、母親のヘルパーとして自宅に来てくれる男性との結婚を間近に幸せに過ごしているかと思いきや、母親の毒があまりにも酷すぎて、毎日があまりにも大変な生活だったんです…
しかも、男性にも裏切られ、親友（倉科カナ）が、突然亡くなってしまい、完全にキレてしまうんですね～ 倉科カナさんが、まさかこんなに早く亡くなってしまうとは思っていなくて、見ている我々の気持ちも、ここら辺でキレちゃった感じですね～ 正直ここだけの話ですが、あまりにも見ているのがツラい映画でした… 高畑淳子さんを見るのもツラいし、篠原ゆき子さんを見てるのもツラいし、楽しみにしていた倉科カナさんは死んじゃうし… この映画のために４０㎝もバサリと切った髪、なんだかもったいなかったなあ～
唯一の救いとなるのが、倉科カナさんが作っていた「ハチミツ」ということになるのかな？ あれだけの美しい自然の中で作られた「ハチミツ」、美味しいんだろうなとうらやましく思えました…
Yahoo映画の作品解説より
解説: 山あいの田舎町を舞台に、鬱屈(うっくつ)した日々を生きる女性たちを描く人間ドラマ。老いた親の介護や心の病など、さまざまな事情を抱える女性たちの生きざまを映し出す。主人公を『ミセス・ノイズィ』などの篠原ゆき子、その親友を『遠くでずっとそばにいる』などの倉科カナ、主人公の母親を『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』などの高畑淳子が演じる。
いや～、しかし高畑淳子さんの凄さ、映画史に残るとも言われてます！ ほぼノーメイクというか、逆に言えば、メイクであんな風貌にまでなったのかもしれませんが、ただただ気持ち悪いの一言でした… 女優魂を感じさせていただきました… 女優さんって、あんなことまでできるんですね？ 凄すぎます…
一言で言えば、期待外れの作品としか言えない、地味な問題作ではあるのですが、コロナ禍の今、一生懸命に生きている女性たちの物語、これは見るしかないでしょう！（怖い物見たさに）