車椅子生活をしている少女と、その母親の物語。普通に考えたら、感動的な難病映画?という感じになるんだと思いますが、こちらの作品は、残念ながら、まったく想定外の映画になっています。
だって、「母親から逃げて!」とか、「母親からは絶対に逃げられない!」とか、インパクトの強い、言葉の数々が画面に出てきます… かなり、恐ろしい映画という前評判になっています。ということで、映画のジャンルとしては、サイコ・スリラーに当たるのかな? ホラーとはまた、ちょっと違う感じがします。映画「RUN/ラン」でございます! 前作「search サーチ」がかなり話題になっていた、アニーシュ・チャガンティ監督の映画になります! まだ29歳の若手監督らしいですね~
「RUN」という題名から、何かから必至に走って逃げる映画が想像されますね~ しかし、主人公は、車椅子生活を送っている少女だったんですね~ 走って逃げる映画ではないのですが、車椅子を走らせて、何かから必至に逃げる映画、どう考えても、恐ろしい映画になりそうです!
まさかまさかの展開が続いてしまう、本当に恐ろしい映画になっていました… まさか、彼女が逃げる対象というのが、自分の母親だったとはね~ 溺愛をしているという感じには見えなかったですね… 異常な愛なんですよね~ これはもう憎しみとか、復讐にしか見えません…
娘クロエ役は、オーディションで選ばれたキーラ・アレンです! 数々の舞台を経験した舞台女優さんでもあるし、脚本家でもあるみたいです。実際に車椅子生活をしているみたいですね~ 確かに、リアルティーはあったかと思います! 狂気の愛、恐ろしい母親を演じているのは、サラ・ポールソン。いろんな映画で、たぶん拝見している女優さんなんだと思います!
見ている我々も、演じている役者さんも、どんどん精神的に追い込まれちゃう映画です! これが現実の話だったら、とにかく怖い… 怖すぎる映画になっていたと思います。
ぴあ映画生活の作品解説より
『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ監督&製作チームが、危険な母性愛をテーマに仕掛けるサイコスリラー。異常な愛情を注ぐ毒母の狂気と、脱出を試みる車椅子の娘との心理戦をスリリングに描く。母親役を『アメリカン・ホラー・ストーリー』のサラ・ポールソン、娘役をオーディションで抜擢された新人キーラ・アレンが演じる。
まったく予想していなかったのですが、母親VS娘という物語になっていることに、まずは大きな衝撃を受けました… こんな物語は見たくなかったというのが、正直な感想ですね~
薬飲むのも、なんだか怖く感じてしまいます… 信用できる人がいないという、今の実態にも大きな不安が膨らんでしまいますね… いやあ~、怖かったです…