実は、２週間ほど前にDMM.comさんからレンタルDVDが届いていたんだけど、年末年始、なかなか忙しくてようやく今日、見ることができました… ２０２１年の年間ベスト１０の上位に入れてる人もたくさんいたので、できれば昨年中には見たいなと思っていたのですが、残念ながら間に合いませんでした…
ということで、映画「明日の食卓」でございます！ 監督は、瀬々敬久監督ですね～ いろんな映画でお世話になっている監督さんです！ 主演の女優さんは、菅野美穂さん、高畑充希さん、尾野真千子さんの３人でございます！ それぞれ、石橋ユウという同じ名前をもつ、息子さんの母親であります！ ３つの石橋家の物語が、並行してというか、絡みながら進んでいくという映画でございます。
撮影秘話をネットで見てみたら、３人の女優さんの石橋家の物語は、それぞれ約１週間で撮り、次の女優さんの石橋家にバトンタッチするという方法で撮ったみたいですね～ ３本の短編映画（あるいは、連続ドラマ？）を撮っている感覚だったみたいです。
最近、見終えた後に、なんだか幸せな気持ちになれる映画が続いていて、そういう映画を好むようになっていたので、そういう視点でこの映画を見ると、はっきりいって真逆の映画ですね～ これは、見ていてホントに辛かったです… 母親の気持ちを考えても、息子の気持ちを考えても、ある意味、旦那さんの気持ちを考えても、誰にとっても幸せな気持ちになれない物語でした… ☆の数でいったら、もう、最低点をつけたいくらいの気分でこの映画を見ていたのですが、ラストはそれなりに、前向きに進んで行けそうな雰囲気があったので、平均点くらいはあげていいのかと、今は思っています。女優さんの演技力で言ったら、最高点をあげたくなるような感じではありますが…
１０年ぶりの映画主演という菅野美穂さん、らしさ全開って感じでしたね～（ものすごく好きな女優さんの一人です） 本来は、とっても優しくて明るい性格であることは、よく知っているつもりですが、役に入ると、ものすごい表現力で、我々を楽しませてくれますよね～ 泣き叫ぶとか、怒鳴りまくるとか、そんな役もホントに上手に演じますよね～あの二人の子どもたちも、３人目の子どもみたいな人も、なかなか大変でしたね～ ホント同情しちゃいます… でも、お母さんとしては、一番素敵だったと思います…
シングルマザー役の高畑充希さんは、なかなかがんばり過ぎちゃうお母さんでしたね～ 子どもは、ある程度素直な感じで、一番接しやすそうでした… ちょっと家族に恵まれてないというか、貧困家庭で育った母で、生活は厳しかったですね～
たぶん、生活環境としては、一番恵まれているように見える石橋家の尾野真千子さんは、一見誰が見ても立派な子どもで、裕福な家庭で、幸せに暮らしてるように見えるんだけど、なかなか大変な家族でしたね～ あの子どもも、ある意味、悪魔のようで… こういう厳しい家庭で生きていく尾野真千子さんって、なんかよく見る気がしますね～（笑）
ぴあ映画生活の作品解説より
日常の崩壊を機に、その苛立ちを子供に向けてしまう母親たちを描いた椰月美智子による同名小説を『ヘヴンズ ストーリー』の瀬ー敬久監督が映画化。“石橋ユウ”という同姓同名の子供を持つ3人の母親たちの姿を描く。10年ぶりの映画主演となる菅野美穂をはじめ、高畑充希、尾野真千子が母親役を演じる。共演に柴崎楓雅、外川燎、阿久津慶人ら。
たぶん、サプライズという形で、石橋ユウくんの第４の母として、元AKBのあの女優さんが出てくるんだけど、これがまた、巷では高評価らしいですね～ かなり長めの映画になってますが、最後の最後までしっかり見て、何かを感じ取って欲しいなと思える映画でした… 見ていて厳しい、ちょっと辛く感じる映画ではありますが、このあと、前向きに進んで行けそうなラストでもありますし… 毎日大変なお母さんにも、そして、毎日大変な子どもたちにも、見て欲しい映画です！