１作目がすごく面白かったし、元乃木坂４６の西野七瀬さんも出てるし、本当は映画館で見たいなと思っていた作品でしたが、さすがにこの作品を、映画館で見る勇気はなかったですね～（街の声も、あまりいい感じじゃなかったですしね…） ただただ、鈴木亮平さんの演技に関しては、よくもここまでできるな～という驚嘆の声が聞こえてきたので、いつかは見てやろうと思ってました。ということで、映画「孤狼の血LEVEL２」でございます！
個人的な一番の感想としては、やっぱり役所広司さんの穴は大きかったかな？ということと、西野七瀬さんがけして端役（一瞬だけ出る脇役？）ではなかったということですかね～ 意外に、西野七瀬さんはあの手の役は合いますね～（極道の妻でもいけそうな、結構ヤバい雰囲気もってますね）
そして、かなりの豪華キャストだとは思いますが、警察の一匹狼・松坂桃李と最凶モンスターの鈴木亮平の存在感だけが、ずば抜けていた感じがしました… 悪く言えば、二人の映画になってたかな？
まずはやっぱり、噂には聞いてましたが、鈴木亮平がホントに凄かったです… 上林、ホントに怖かったですね～ あ～いう人間、やっぱりいるんですよね？ 死なない限り、誰にもどうすることができないヤツです… しかし、ここまでの極道から、ものすごくいい人、そして、ド変態まで、彼の振り幅はすごいですよね～ 映画「変態仮面」と映画「俺物語」と、TVドラマ「天皇の料理番」のあの人が、同じ人だとはどうしても思えません… ここまで凄いヤクザさん、あまり見たことないですよね…
松坂桃李に関しては、もう行くところまで行っちゃったというか、いろんな意味で、もう引き返せない、戦うしかない、そんな感じでしたね… 最後まで、よく頑張ったんじゃないかな？ もっと弱い子かと思ってましたが、なかなか骨がありました… まる暴関係の刑事って、あんなふうじゃなきゃ、やっていけないのかとも思いました…
二人の対決だけに目がいってしまう映画ですが、西野七瀬＆村上虹郎の姉弟コンビは、意外に癒しの存在になっていたかもしれません… 村上虹郎くんなんて、あの手の役をやらせたら、誰にも負けませんよね… そして、意外にもあんな役が似合っちゃう西野七瀬さんも、絶対に見逃せないというか、もっと評価されてもよかったのかと、ひいき目で見れば、そんな気がしています。広島の言葉も、結構お似合いですよね～
ぴあ映画生活の作品解説より
柚月裕子によるハードボイルド小説『孤狼の血』シリーズを基に、原作では描かれなかったエピソードを映画化。ひとりの“悪”の登場と一件の猟奇殺人事件の発生により、街の秩序が崩れ、ピンチに陥る一匹狼の刑事の姿を描く。監督は前作に引き続き白石和彌が務め、主演を松坂桃李が演じるほか、鈴木亮平、吉田鋼太郎、中村獅童ら豪華俳優陣が揃う。
しかし、あれだけの極悪メンバー（あ、極悪人を演ずる俳優さんのことですけど）がたくさん出演している中で、誰にも絶対負けない存在になってた鈴木亮平さんの演技には、本当に驚かされました… 今年の映画賞でも、助演男優賞に関しては、かなりたくさん受賞しちゃいそうな勢いです…
しかし、警察の人も、マスコミの人も、いろんな世界に悪い人っているもんですよね～（白石監督の映画には、結構悪人の警察官、刑事、よく出てきますけど…）
新年早々、というか、お正月早々、かなり過激な映画を見せられましたね… この手の映画も見れるようになったら、もう、どんな映画でも見れるって感じですかね…