あまり、共感できる話じゃなかったな… 映画「ペトルーニャに祝福を」 | すがちゅあ~んのブログ

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ベルリン国際映画祭をはじめとして、世界中の映画祭での受賞歴があり、この作品を今年度のナンバー1にも挙げてる人がいたこともあり、ちょっと気になっていた映画「ペトルーニャに祝福を」をレンタルしてきました… もうすぐ、今年のお気に入りベスト10を決めなきゃいけないので、まだ見てない今年の話題作は、できるだけ見ておきたいということです。

 

ちなみに、この映画は、北マケドニアの映画なんだそうです… 北マケドニアって、いったいどこ? まったく聞いたことないです… 北マケドニアの女性監督による映画、ある意味、女性の地位であるとか、問題を提起するような、女性のための映画って感じなのかな? ある意味、政治的とでもいうのかな? 個人的には、ちょっと見ているのが辛くなるような、ちょっとイライラしながら見てしまった、難しい作品だったような気がします… 個人内評価は、かなり低くなると思います… この手の問題に関わってる人から、あんたは何にもわかってない!と、お叱りを受けそうですが、ホントに何にもわかってない…

 

 

まず、やっぱり、この映画の主役ペトルーニャを応援する気になれなかったのが、一番の問題ですね… 大学で歴史を学ぶほどの女性なんだけど、いい年になっているのに、希望する仕事が見つからず、引きこもりというか、鬱状態というか、ちょっと問題ありの女性なんですね… おまけに、美人でもなく、太めの体型だし、当然、恋人もいないという設定です。

 

簡単にあらすじを説明しちゃうと、このマケドニアの小さな村では、毎年、司祭が木製の十字架を川に投げ入れ、何百人もの男たちがそれを追いかけて川に飛び込むという儀式が行われています、その十字架を手に取ると、幸運と繁栄が訪れるという… 主人公ペトルーニャは、就職面接で不合格になったその日に、この儀式と遭遇し、たまたま自分の近くに流れてきた十字架を手に取ってしまった… 女人禁制の儀式で、女性が十字架を手に入れてしまったことで、大騒動になるという話…

 

映画を見ているときは、なんでこんなことで、男たちみんなに文句を言われ、警察にも捕まっていたのか、まったく理解できてなかったんだけど、そういう背景があったこと、後ほど知ることができました… この女性のかたくなな態度が、一番気になっていたけど、そういうことだったのかと納得できました… ただ、そんなに頑固じゃなくてもよかったのかとも思いましたけどね… 彼女は、けして可愛い女の子ではなかったということなんですよね… 返せと言われて、「はい、ごめんなさい」的に謝れる子だったら、こんな風にはならなかったんだろうと思います…

 

幸せになる権利はわたしにだってある!ということなんだろうけど、ペトルーニャには、ちょっと難しかったかもね… 個人的には、あまり共感のできない作品になってしまったわけです… この作品をナンバー1という評価を付けていらっしゃる方にとっては、心に響くお話だったんだと思うんですけどね… これはちょっと人によって、考え方は全然違ってくると思います…

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

2019年のベルリン映画祭でエキュメニカル審査員賞、ギルド映画賞をダブル受賞したテオナ・ストゥルガル・ミテフスカ監督の長編第5作。北マケドニアの小さな街を舞台に、女人禁制の伝統儀式に参加してしまった女性が巻き起こす騒動をユーモアと皮肉たっぷりに描き出す。“女性の幸せ探し”というテーマを、今日的な視点で追求した一作だ。

 

 

正しいことを正しいと言える勇気というか、正義感というのか、言ってることはわかるんだけど、なんだかまわりには許されない… なんか、難しいな~と思いました… 大事なことでもあるというのは、理解できるんだけど、ある意味、上手に生きていくことも大切なような、そんな気がしてしょうがない、という映画だったんですよね、自分にとっては。もっと上手に生きてもいいような気がするんだけど…