皆さん、ゲイゲームズって知ってますか? わたしは、恥ずかしながら、その存在はまったく知らなかったです… オリンピックの中間年に行われる、同性愛者たちのためのオリンピックなんだそうです!(ただ、IOCなんかの反対により、オリンピックという言葉は使えなくなったみたいで、現在は「ゲイゲームズ」という名前になっているみたいです)
たぶん、この映画は、2018年にフランスで行われた「ゲイゲームズ」を記念して作られた作品なんじゃないかな?(会場は、クロアチアという設定みたいですが) 映画「シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち」は、フランスで行われた「ゲイゲームズ」を目指して奮闘する、実在の水球チーム「シャイニー・シュリンプス」の映画なんです! ま、正直な話、楽しければ何でもいいやという彼らのお話なんで、真剣に見る必要はない、そんな映画ではあります… なんと、この映画の監督さん、実は、「シャイニー・シュリンプス」のメンバーだったみたいですよ!
ここ数年、かなり同性愛を描いた映画が増えてる気がしますね… 日本でも、かなり多くなったなという印象があります… 以前は、なんだか気持ち悪くて、見ていたくない気持ちでいっぱいでしたが、時代なんでしょうか、最近は結構、抵抗なく見れてる気がします…
実在の水球チーム「シャイニー・シュリンプス」の成長、活躍も見ていて楽しいですが、ある意味、別の主役になっているのは、同性愛者への差別発言をして、世界水泳の出場資格を失ってしまった、元オリンピック銀メダリストの話になってます… 罰として、アマチュアの水球チーム、しかも、同性愛者ばかりの不思議なチームの監督をやらなければいけないので、なかなか大変です… まったく、やる気もないですし…
いい加減な気持ちで引き受け、まったくやる気のない彼だったんだけど、だんだん、本気になっていく過程は、見ていて楽しいモノがあります… 人がやる気スイッチを押される瞬間って、見ていてたまらないですよね~ ちょっととしたきっかけなんだと思いますが… まったく偏見がないというか、もの凄く前向きな娘さんの存在はよかったですよね!
ま、しかし、なんでこんな罰?と、ツッコミを入れたくなってしまいますが、そうやって映画ができていくんだから、面白いモノです… それぞれのメンバーのあれこれも、なかなか楽しかったですからね~
ぴあ映画生活の作品解説より
フランスで大ヒットを記録した、実在する水球チームがモデルの人間ドラマ。同性愛者嫌いな元オリンピック銀メダリストの水泳選手が、人種も年齢もさまざまな同性愛者のアマチュア水球チームを率いることになり、世界最大のLGBTQ+五輪出場を目指す様を描く。モデルとなったチームの一員である、セドリック・ル・ギャロが監督と脚本を務めた。
映画自体も、あまり結果にはこだわっていないという感じは、なかなか好感がもてる気がしました… ハッキリ言って、スポ根ドラマとは、全然違いますからね~ ま、中には、いつも本気でというメンバーもいたとは思いますが… でも、ほんの少しだったかも知れませんが、メンバー自体も、本気になって頑張りたい、勝ちたいと思えるような展開もあったりして、スポーツ自体、対戦自体を楽しむことのできる映画にもなってますから、見ていて面白いと思いますね!
しかし、同性愛者だけでチームができたり、オリンピックに準ずる大会が開けたり、多様性のある世の中、どんどん進んでいることにビックリします…(36競技150種目もあるそうで、ビックリしますね… 約1万人の選手が参加、観客は30万人ほどいるんだそうですよ!)
ちなみに、オリンピックの中間年に開催される、次回の「ゲイゲームズ」は、2023年に延期されたみたいです… 開催地は、中国・香港だそうです… ニュースで紹介されたりするのかな?