映画「浜の朝日の嘘つきどもと」、福島県南相馬市にある「朝日座」が舞台というので、絶対に見たいと思っていたんだけど、さすがに秋田での上映はなくて、ずっと悔しい思いをしていたんですよね～（今年は特に、秋田だけ上映がないという映画が多すぎます… どうにかして！）
この年末になって、秋田の「御成座」で、１週間限定ではあるけど、上映してくれるという話を聞き、大喜びしてました… しかも、監督のタナダユキさん、ほぼ主演の柳家喬太郎さんの舞台挨拶まであるという… いやあ～、さすが御成座さんです！ 同じ県内とはいえ、約２時間半もかかるので、なかなか簡単には行けないのですが、ここは頑張って行くしかない！ 雪の降る中ではありましたが、この土曜日に行ってきました…
映画の内容としては、経営難の朝日座さんを閉館しようとした支配人さんと、なぜか突然東京からやってきて、朝日座をどうにかしてつぶさないようにできないかというお嬢さんと奮闘する物語です！ 同じようにクラウドファンディングで、なんとか経営を維持して頑張っている秋田の「御成座」で、この映画が見られることに、もの凄い意味があるような気がして、使命感というのも感じながらの遠征でした。個人的には、タナダユキ監督の作品が、単純に好きだったということもありました…
高畑充希さんが、すごくらしい役だったかな？ あの強引さ、魅力的ですよね～（これ、褒め言葉？） もちろん、個人的にはあまり得意なタイプではありません… でも、女優さんだな～って、感心させられること、多いですね～ いい女優さんだとは思います！
落語家の柳家喬太郎さんに関しては、映画「スプリング、ハズ、カム」でも見たことあるので、だいたいは知っています。秋田での落語会、よくやってますよね～ 秋田にも喬太郎さんのファン、多いみたいです！ 映画上映後は、独演会もあったみたいで、それも含めて、御成座さんには人が集まってましたね！ あんなに御成座さんに人が入ってるのは、正直初めて見たかもです…
主役の二人よりも、とにかく凄いなと思えたのは、大久保佳代子さんですね～ 彼女には笑わされましたし、最後には泣かされもしました… すごく自然に演技がされていて、ビックリでした。 学校の先生にはさすがに見えない部分もありましたが、こういう女性いるよね…といったタイプだなと思いました。お人柄ですよね～ もう一人、特別な魅力を発揮していたのは、佐野弘樹くんですかね… 見た人はわかると思いますが、完全に日本人には見えません… この映画にとっては、素晴らしいキャラクターでしたね～ 最高でした！ 次々と、ちょい役で豪華キャストが出てきたのも、なかなか楽しめましたね～
映画が大好き、映画に救われたという人って、割合的には高くないのかもしれませんが、そういう人たちにとってはたまらない映画ではあったと思います！ 映画にあまり興味のない人にとっては、そんなに…なのかなとも思ってしまいましたが…
ぴあ映画生活の作品解説より
福島県南相馬市に実在する朝日座という100年近い歴史を持つ映画館を舞台にした感動ドラマ。閉館予定の映画館を何とか存続させようとする女性と複雑な思いを抱く映画館支配人を中心にした物語が展開する。『百万円と苦虫女』のタナダユキが監督を手掛け、主演を高畑充希が務めるほか、人気落語家・柳家喬太郎、大久保佳代子らが共演する。
そして、自宅に帰ってきてから、上映後の舞台挨拶でも話題になっていたドラマ版を配信で鑑賞しました… 映画の中ではチラッとしかでてなかった竹原ピストルさんが主役のドラマだったんですね？ 映画自体は、どちらかというとふんわりした感じでしたが、ドラマ版の方は、高畑充希さんも柳家喬太郎さんも、かなり毒のあるキャラでしたね～ やはり、話題になっていたように、ドラマ版から先に見ていると、それなりに思い入れの強い物語になっていたのかもしれません… 順番って、意外に大切かも！
とりあえず、映画ファンからの一番の願いごととしては、秋田の「御成座」も、福島の「朝日座」も、なんとかして、長く続いて欲しいということですね！ 経営は、ホントに大変なんだと思いますが、頑張って欲しいものです… そのためには、わたしのように今年２回目なんていうファンは、完全に不合格っていうことになりますね… もっと、たくさん顔を出せればよいのですが…