母の愛に気づいたときは、もう遅い… 映画「お料理帖~息子に遺す記憶のレシピ」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

とにかく最近は、食べること、美味しいモノが気になってしょうがない… 我が家のエンゲル係数、かなり高めです!(笑) 太りすぎ係数も、かなりヤバいことになっております… 映画も最近は、食べるシーン、美味しそうな料理がやっぱり好きですね~

 

ということで、韓国映画「お料理帖~息子に遺す記憶のレシピ」をDVDで見ました… 美味しい料理がいっぱい紹介されるのかと期待していたんですが、実は意外にも、重苦しい人間ドラマが主の映画だったんですね~ 監督自身の母親が認知症になってしまったこと、つまり実体験を映画化したものだったんです… 少しだけ想定外の映画だったな~

 

 

母との実体験、いわゆる息子が描いた物語は、母の認知症だったのです。ウチの母親も、ある事情で施設に入院していたんだけど、発熱とかすると、認知症に似た症状になってしまって、問題行動も多くなり、施設からよく電話をもらって、施設に謝りにでかけたものでした… 身内にそのような人がいると、かなり苦しい想いをすることは、自分も身をもって体験したことがあります… 今回の映画の息子さんの気持ちは、かなり理解できましたね~

 

自分の仕事もうまくいかなくて、妻との関係も最悪に… そして、母親の病気… 息子としては、かなり辛い立場にはありますが、映画の中では、ダメ息子という感じで描かれているので、こちら側の問題も解決しないと、なかなか母親のことまで面倒を見る余裕はないっていう感じでした… 逆に母親は、まわりの誰よりも尊敬されている、素晴らしい人ですからね~ 経営している総菜店なんかは、近所のたくさんの方に頼りにされている感じでしたし…

 

今回の映画の題名にもなっている「お料理帖」、これが、認知症になってしまった母親と、家族を結びつける魔法になるわけです… しかも、まさかの展開でもあったので、なるほどな~、よくできた話だなと、感心させられました… 一時は、どうなっちゃうんだろ?と、見るのも苦しいくらい、瀬戸際まで追い込まれた感じでしたけどね~

 

後半は、かなり素敵な物語になってますので、いろんな方に見て欲しい、オススメできる逸品だと思います! 韓国のお料理に関しては、イマイチ理解できないというか、美味しいのかよくわからなかったので、何とも言えないのですが…

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

『犬どろぼう完全計画』のキム・ソンホ監督が、母との実体験を基に、自身で映画化した人間ドラマ。認知症の母が残した料理帖に記された韓国家庭料理の数々と、そこから浮かび上がる家族への思いや愛情を映し出す。『新感染 ファイナル・エクスプレス』などで母親役を演じてきたベテラン、イ・ジュシルが、主演として家庭を守る母の役を演じた。

 

 

認知症という大変な役を見事に演じていたイ・ジシュルという女優さんにも注目ですね~ 韓国の母親って感じがします… もう、77歳なんですね~ たくさんの映画で、いい味を出しているベテラン女優さんのようです!

 

こんな症状になってしまってから、母親の愛情に気づいてしまう息子さん。いろいろと後悔する気持ちでいっぱいだと思いますが、最後の選択は、素晴らしかったと思います! 「お料理帖」のように、ずっと遺してもらったノートがあるってことが素晴らしいのかな? 最後の最後まで、母親に助けられたってことかな? 一生、頭は上がらないですよね…