新撰組の歴史を学ぶ教科書? 映画「燃えよ剣」は感情移入しにくい… | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

時代劇というジャンル、大好きなんですよね~ いわゆる人情話みたいなヤツで、悪代官みたいな悪いヤツがいて、憎い相手に復讐しようとするが、あと一歩のところで悲しい最期を迎えちゃったり… でも最後には、正義の味方みたいな主人公が、スキッとさせてくれるような素敵な話、多いんですよね~ そして、時代は幕末、主役は岡田准一とくれば、絶対にハズレちゃうわけがない映画「燃えよ剣」を見てきたんだけど…

 

う~ん、期待していただけに、なんだか残念だったかなあ? 新撰組の存在って、ここまでリアルに描いちゃったら、なんだか引いてしまうような感じなんですよね… 土方さんとか、沖田さんとか、ヒーローとして描かれると、凄く理想的というか、カッコいい存在だと思うんだけど、実際にはかなり内部規律が厳しい、恐ろしい集団だったというのが、まさに史実通りに、リアルに描かれてる、そんな気がしました… 原田監督の描く新撰組の映画は、リアルすぎる、歴史を学ぶ教科書みたいだったな~ 個人的には、なんか感情移入できるポイントが、あまりなかった気がしているんですよね~

 

 

あまり歴史に詳しくない自分にとっては、いろんな知らないことが理解できた、ホントに教科書のような作品で、確かに勉強にはなったなという映画だったのですが、やはり「新撰組」という存在に関して、どのくらい理解しているか、どのくらい憧れの存在として見ていたかによって、かなり印象の違うドラマにはなっていたのかと思います…

 

土方さんの格好良さとか、沖田総司さんの美しさ、儚さとか、もちろん見応えがある、有名どころはそれなりに知ってるという気持ちはもっていたのですが、初代局長の芹沢鴨さんを殺害するあたりの前半は、かなりドロドロしてる印象がありましたね… しかも200人を超える大所帯だったのも、知らなかったです…(誰でも入れたってことですよね? 年齢もさまざまで、結構なお年寄りもいましたね~)

 

柴咲コウさんは、とっても素敵な女性の役で、岡田准一さんとの恋の話も、それなりに感慨深く見られたのですが、なんか正直、全体的に感情移入しにくい映画だったかな?という感想しかでてきません… 恋のお話、もっと重要視されてもよかったような… 逆に言えば、この手の物語には、あまり必要なかったかもしれない気もするし… ま、でも、柴咲コウさんの存在、阿部純子さんの存在は、一服の清涼感みたいな役割はありましたね~

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

累計発行部数500万部超えの司馬遼太郎による同名幕末小説を、『関ヶ原』の原田眞人監督と岡田准一が再タッグを組み映画化。新選組副長・土方歳三を主人公に、近藤勇、沖田総司といった新選組の志士たちの人生と、彼らが生きた激動の時代を描き出す。共演には、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明といった豪華キャスト陣が名を連ねている。

 

 

幕末、たった6年という活動期間だった新撰組、京都守護職の松平容保の配下に置かれ、治安維持や尊攘派志士の生け捕りなどの、警察活動を行った組織。ある映画ではヒーローとして描かれ、ある映画では、かなりの悪役として描かれます…(それは仕方ないことなんだけど)

 

そういう意味では、今回は悪役なのに主役みたいな、微妙な存在だったのかなと思えました… あまり、ヒーローとしては描かれてないし、その逆でもないし… リアルにこだわっちゃうと、こういう感じになってしまうのかな? 時代劇らしい、人情話がやっぱり、個人的には見たかったかな? でも、6年間、本当に戦いばかりだったんだろうなと考えれば、いろいろと仕方ない部分があったのかもね…